やっとと言うべきなのか、ついにというべきなのか、ホンダ勢が4台揃って入賞。
マクラーレンとの悪夢の3年間を考えると、今ここまで到達した喜びをどのように表現して良いのか言葉が見つかりません。
F1グランプリ第6戦モナコGP。
マックス・フェルスタッペンが5秒ペナルティで4位へ降格した物の実質的には2位。
終盤ハミルトンを攻め続けたシーンは昨年まででは考えられなかったこと。
実際、明らかにフェルスタッペンの勢いが勝っていました。
しかしモンテカルロは抜けない、抜かせない。
伝統あるコースですが時代に合わなくなっているのも事実。
しかし面白くないけど面白いコース。
モナコGPはいろんな意味で特別です。
観衆の心を掴んだのは間違いなくフェルスタッペン。
ドライバー・オブ・ザ・デイに早くも今季2度目の選出。
21歳の輝きは増すばかりです。
ピエール・瀧・・・いやガスリーも今季ベストリザルトとなる5位。
2度目のファステストラップ。
早すぎたレッドブル昇格と言われますが、持てるポテンシャルを発揮しだしました。
ドライバー交代の噂は今もくすぶりますが、ガスリーを信じてチームもファンも我慢の時でしょう。
トロロッソ勢もダニール・クビアトが7位、アレクサンダー・アルボンが8位入賞。
今季初、ホンダ勢が実に1991年イギリスGP以来の4台8位以内完走。
この時は6位までが入賞でしたので4台同時入賞はウィリアムズとロータスのホンダ勢が1~4位を独占して以来です。(中嶋悟が4位に入ったレース)
ミッドフィールド争いで後れを取っていたトロロッソも16ポイント到達。
ルノー12P、アルファロメオ13Pを上回りコンストラクターズ7位に浮上しました。
上位のハース、レーシングポイントにも1点差まで迫っています。
トロロッソはクビアトのみならずアルボンも驚異の新人ぶりを発揮してポイント獲得出来る状況なので、一気に上位2チームを抜き去る可能性十分です。
一昨年の悲惨な状態を思い出すと考えられないほどの充実ぶり。
ホンダの努力が実り始めてきました。
レッドブル、トロロッソとの関係も良好で、各ドライバーもいい感じ。
フェラーリがゴタゴタしているのを見ると、如何にチームが上手く機能しているかが見えてきます。
メルセデスにアクシデントが起こればそこに入るのはフェルスタッペンであることも証明出来ました。
F1サーカスはまだ6戦を消化したのみ。
まだ15戦残っています。
次はカナダ・ジル・ビルニューブサーキット。
超ロングコースからのシケイン、ヘアピンと続くデザインは難関極めりです。
ドライバーの腕とPUの信頼性が問われるレース。(まあ全てのレースがそうですが)
6月7日から開催。
表彰台てっぺんへの挑戦は続きます。
ではまた。