今シーズン限りでF1を撤退するホンダ。
私はこの決定に不満で、今回の復帰は何だったのかと思っている。
応援し続ける記事も(忙しいこともあるが)書く意欲が薄れているのが実情だ。
とは言う物の、話題は尽きない。
今年久しく不在だった日本人ドライバー角田の参戦。
マックス・フェルスタッペンがついにドライバーズチャンピオンのチャンスを得た。
G2エンジンと言い放ったフェルナンド・アロンソが復帰。
他カテゴリーでも満足いく成績が残せずF1の栄光が忘れられないんだろう。
その他にも、セルジオ・ペレス、セバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレール、ダニエル・リカルドなど注目ドライバーの動向。
ホンダは撤退するが、最後の年にメルセデスの牙城を崩すことが出来るのか。
トロロッソにPUを提供した時からホンダと関係が続くピエール・ガスリーの成長。
これらいくつかの見どころを拠り所に何とかF1をウォッチし続けている。
ここまで6戦を消化しただけでチャンピオン争いは予断を許さないが、ここまでの結果を見れば、レッドブルが少しずつ他チームとの差を広げつつある気がする。
スペインまではメルセデスもさすがという強さを見せつけていたが、それはルイス・ハミルトンによるところが大きかった気がする。
モナコ、アゼルバイジャンとレッドブルがマシン完成度の高さとドライバーの技術がシンクロしていよいよ強さを発揮した印象。
特にアゼルバイジャンでは、フェルスタッペンが優勝間違いない段階でタイヤバーストとまさかのアクシデントに襲われたもののペレスが優勝。
セカンドドライバーの差も明確に出たことで益々レッドブルの強さが際立ってきた。
フェルスタッペンにとっては悪夢のようなリタイヤだったが、試合後ハミルトンもノーポイントに終わったことを聞いて安堵。
運もレッドブル陣営に味方している感じだ。
これによりついにコンスタラクターズでも首位に立った。
ここまで6戦を消化したが、今後のスケジュールは依然流動的でトルコGPの中止により、今週にフランス前倒し開催、来週から2週連続レッドブルのお膝元オーストリアで開催とスケジュールの変更が成されている。
ガスリーもレッドブル復帰は難しい情勢が続くが、しっかり仕事している印象。
角田はやんちゃぶりが非難されているようだが、別に犯罪を犯している訳ではなく、若気の至り的なものだろうし、それくらいの方が百戦錬磨のドライバーひしめくF1サーカスにあってはちょうど良いと思う。
アルファタウリはそんな彼が成長するには最も適したチームと思うし期待したい。
順調に行けば残り16戦。
F1はそれまで不調だったチームが突然速くなるケースも多く、それが醍醐味でもあり、最後まで予断を許さないところでもある。
ホンダの撤退は誠に残念だが、有終の美を飾って欲しいし、最後の姿をしっかりと目に焼き付けておきたい。