バルセロナで8日間に渡って行われたプレシーズンテストが終わりました。
前回の記事で早くも正念場を迎えたと書いたマクラーレン・ホンダ。
再開後の4日間も好転することなく不安ばかり残る結果でテストを終えました。
昨年でさえ後半では多くの周回を重ね貴重なデータを収集出来たのに今年は8日間で425周。
10チームで最も少ない周回に留まってしまいました。
昨年は710周走ることが出来たので今年が如何にトラブル続きだったかがわかります。
ちなみに各チームの周回数は以下の通りです(8日間)
メルセデス 1096周
フェラーリ 956周
ウィリアムズ 800周
ザウバー 788周
フォースインディア 785周
ハース 715周
レッドブル 684周
ルノー 597周
トロロッソ 584周
マクラーレンホンダ 425周
原因はホンダパワーユニットの電源ダウン。
アロンソはシャシーに問題はなくエンジンが問題と明言しています。
今年チームに加わりフル参戦するバンドーンも思うように走れず忸怩たる思いだったでしょう。
ホンダがF1に復帰して3年目。
過去2年は結果に目をつぶり復活を信じて応援してきましたが、正直今年は昨年以上の厳しさを感じます。
ホンダとマクラーレンは10年の契約を結んでいます。
テスト期間中幾度か噂になった提携解消は両社否定していますが、マクラーレン側のホンダを見る目は厳しくなっているのは確実です。
アロンソも今年ダメなら間違いなくホンダを去るでしょう。
他チームのシートに納まるのかF1から引退するのかわかりませんが、過去2年チームの為に常に全力を尽くしてくれたアロンソ。
アロンソの為にもホンダは何とかしなければなりません。
アロンソは会見でかつて4連覇後の年にレギュレーション変更で開幕前問題だらけだったレッドブルがその年2~3勝出来た事を例に上げ「シーズンは長い、逆襲する時間はある」と語っています。
バンドーンも「僕達が最もやってはいけないことは失望して何もしないことだ」と闘志を失っていません。
開幕戦メルボルンまで2週間。
夜を徹してホンダは問題解決にあたっていくことでしょう。
今の状況が、夜明け前の最も暗い時間であることを願っています。