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レッドブル・トロロッソホンダを応援し続ける記事 マックス・フェルスタッペン今季2勝目 夢でない年間5勝

アイルトン・セナ

通算勝利数がセナより多いドライバーはいますが、セナほど我々の記憶に残るF1レーサーはいないと言って過言ではないでしょう。

セナの全盛期はホンダエンジンと共にありました。

当時の熱狂は凄かった。

日本GPではフジTⅤが決勝前夜のピットから生中継で決戦前の雰囲気をレポートするほど熱が入ってました。

しかし1992年にホンダが撤退。

翌年セナはフォードエンジンを積むマクラーレンに残り、シーズン前半「雨のセナ」の異名通り雨のレースを2勝するなど年間5勝、ドライバーズポイントも2位を記録。

ホンダ撤退で世間の注目がやや後退するものの、セナというカリスマ的存在が日本におけるF1人気をつなぎとめていました。

そして迎えた運命の1994年。

ウィリアムズに移籍したセナはサンマリノ・イモラサーキットで命を絶ったのです。

 

あれから25年。

ホンダはF1サーカスに復帰し、どん底の3年間を経て昨年トロロッソ、今年からレッドブルにもPUを供給。

セナが天に召された時のウィリアムズのデザイナー、エイドリアン・ニューウェイが今年から本格的にレッドブルデザイナーとして復帰したのは不思議な縁。

開幕戦でフェルスタッペンが3位表彰台。

オーストリアでホンダエンジン13年ぶりの優勝。

そして迎えたドイツ・ホッケンハイムでシーズン2勝目。

ホンダエンジン搭載車がシーズン2勝以上を上げたのは上に掲げたホンダ撤退の1992年以来27年ぶりのことです。

今回のレース、雨がドライバーとチームの明暗をわけました。

と言うより、フェルスタッペンの腕が晴雨関係なくすごいのでしょう。

これはアイルトン・セナも同じです。

雨のレースで結果を残せないのは雨に対応できる技術を持たないからだと思います。

もちろんタイヤの選択、ピットインのタイミング、ピットクルーの迅速な動き。

これらすべての要素が最高の状態で機能しているからではあるんですけども。

最終的には・・・やはりドライバーの腕でしょう。

もっとも、フェルスタッペンも派手にスピンしましたが、そのままノーズが進行方向に向いて走り出せるのが、またすごいところです。

前回シルバーストーンでもベッテルに弾き飛ばされながらもレースに復帰できるなど、運の強さも持っていますね。

運も実力の内。

 

これでレッドブルはここ3戦で2勝。

ホンダはスペック4のPU投入の時期を検討中ですし、開幕前に掲げたシーズン5勝の目標も実現性を帯びてきました。

今回、トロロッソダニール・クビアトが3位表彰台。

アレクサンダー・アルボンも6位入賞。

トップ3以外での表彰台は昨年第4戦アゼルバイジャンフォース・インディア以来。

トロロッソとしても23ポイントを加え一気に4チームをごぼう抜き。

42点でミッドフィールド争いでマクラーレンに続く2番手、全体5位につけました。

あとはピエール・ガスリーですね。

レッドブルコンストラクターズポイントで2位フェラーリにつけられている44点差はどう見てもガスリーが失ったポイントの差にしか見えません。

今回でもフリー走行でクラッシュ。

バルセロナテストで2度のクラッシュなど総じて印象が悪いです。

レッドブルのヘルムート・マルコは今季中のドライバー交代は無いと言い切ってるので、確かにそうなのでしょうが、今の状態が続けば今季は無くても来季は交代必至の情勢です。

夏休み前のハンガリーGPは必ず良い印象を残さなければなりません。

首脳陣に交代の検討をさせないパフォーマンスを見せる必要があります。

そうでなければ多くの雑音が飛び交い精神衛生上良くない夏休みになってしまう。

早くも今週末にはハンガリーGPが始まります。

レッドブルトロロッソ両陣営が揃って上り調子で夏休み前の一戦を迎える中、ガスリーだけが蚊帳の外と言う状況を自ら打破しなければなりません。

大切な戦いが続きます。

ではまた。

 

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