センバツ高校野球の無観客での開催が暫定的にせよ決まった。
やると決めたのは良いが、果たして様々な可能性は検討されているのだろうか。
たとえばチーム関係者が宿舎で発熱した場合、今までならその選手だけ大事をとれば良かったのかもしれない。
しかし今は違う。
すぐにコロナの検査を行うのか、それともガイドラインに則って4日以上続いた場合に検査を行うのか。
もしも選手に(コーチ・監督も同じだが)陽性反応が出た場合、チーム関係者は当然の如く濃厚接触となるので14日間の隔離となる。
当然試合は出来なくなるので相手校の不戦勝となる。
宿舎には複数校が宿泊している可能性があるが、同宿者の他校関係者に万が一陽性者が出たらなら従業員を通じて結局同宿者全て濃厚接触で隔離となる恐れがある。
そうなると大会自体が成り立たなくなるのではないだろうか。
何でも大相撲は陽性反応の力士が一人でも出たら場所は打ち切るらしい。
センバツ大会はそういった事態をどこまでスタディ出来ているのだろう・・・。
心配事の9割は起こらないという本もあるが、それは様々な起こる可能性がある悪いケースを想定して対策、手段等々をマニュアル化し共有して初めて言えることなのだ。
そういう時のあ~何も起こらなくて良かったというのには大きな意味がある。
しかし運を天に任すようでは、何事もなかったとしてもそれはバクチと同じなのだ。
たとえ無観客だったとしても開催のリスクは高いと思うがどうか。