2年ぶりに開催される交流戦。
まだ2カードしか行われていないが、ちょっとした異変が起きている。
毎回セを圧倒するパリーグだが現在首位は中日。
ロッテ、オリックスを除くパの4球団が8~11位と下位に並んでいる。
各球団12試合残っているので、最終結果はどうなるかわからないが、交流戦の成績がペナント争いに大きく影響してくるので、いつも以上に各球団の成績に注目したい。
というのは前にも書いたが巨人は交流戦で3位以内に入れば過去必ずペナントを制するが、それは他のセ球団がパリーグの軍門に下るからだ。
巨人だけが勝ち星を増やし、他のセ球団の負け数が増える。
つまり同一リーグで戦うより差が開きやすい訳だ。
ところが、巨人が勝っても、他のセ球団が勝てばゲーム差は変わらない。
巨人だけが交流戦上位にくるのが理想なのだが・・・。
果たして。
先週の結果
スコア
5月25日 対楽天 9対4〇
5月26日 対楽天 5対2〇
5月27日 対楽天 0対2●
5月28日 対ソフトバンク 3対9●
5月29日 対ソフトバンク 3対8●
5月30日 対ソフトバンク 4対3〇
主な打者の成績
若林 17打数3安打 打点2 .176 .233
ウィーラー 23打数5安打 打点5 .217 .361
丸 17打数3安打 打点0 .176 .231
岡本 24打数5安打 打点3 .208 .254
スモーク 19打数6安打 打点5 .316 .317
吉川 23打数10安打 打点0 .435 .309
大城 11打数4安打 打点2 .364 .255
中島 11打数4安打 打点2 .364 .306
松原 26打数6安打 打点2 .231 .250
炭谷 7打数0安打 打点0 .000 .154
石川 5打数2安打 打点0 .400 .273
週間チーム打率 201打数50安打 .249 .255
※赤字は今季通算打率
投手成績
5月25日 戸郷 5回 自責点4 3.94
5月26日 高橋 7回1/3 自責点1 2.39
5月27日 横川 5回 自責点1 1.80
5月28日 畠 3回 自責点5 4.07
5月29日 サンチェス 4回2/3 自責点7 4.98
5月30日 戸郷 5回 自責点2 3.91
※赤字は今季通算防御率
感想
交流戦最初の週はいきなりパの上位2球団。
楽天は好投手目白押しで、ソフトバンクには蛇に睨まれた蛙状態。
早くも正念場という状況で始まった交流戦。
初戦、天敵岸投手を攻略して幸先良いスタートを切り、2戦則本も打ち崩し、3戦目こそ敗れたが良いリズムでソフトバンクに向かったのに投手が撃ち込まれて連敗。
3戦目に敗れれば対ソフトバンク戦15連敗の屈辱を味わうところだったが、何とか1点差を守って連敗ストップ!
この1勝は単なる1勝とは重みが違う。
残る交流戦に弾みがつく勝利だ。
まあ、前日、前々日と勝ちパターンとは程遠い展開だったため、3戦目惜しみなくフレッシュなブルペン陣を投入出来たことが勝因だろう。
とにかくこれで3勝3敗で乗り切れた。
阪神は相変わらず強いが、食らい付いていけば、オリンピック休暇もあるし、流れが変わることも有り得る。
残る交流戦12試合を最低でも8勝4敗で終えて欲しい。
先週巨人が投手起用でひとつの賭けに出た。
戸郷の中4日での先発だ。
先週は期待のサウスポー横川を登板させた原監督。
先発陣に若手を投入し新たなローテを作ろうと画策しているようだ。
菅野が様子を見ながらの登板となるのは確実で、今後も中5日、4日で先発を回すことも十分あり得るだろう。
戸郷はさすがに若いだけあって成功したが、日本の気候や試合展開を考えると中4日でローテを回すのは危険だ。
とは言う物の、中6日で順調に回せるほど駒は揃っていない。
さしずめ明日の対西武初戦は中5日で高橋の先発が予想される。
菅野が帰ってくるまでは戸郷とサンチェスあたりが頑張らないといけない。
故障者続出のジャイアンツ。
今週は西武、日本ハムとの6連戦。
オリンピック休暇まであと一息。
踏ん張りどころだ。
また来週!