終戦。
それでも巨人ファンかという批判もあるだろうが現実は厳しい。
テレ朝ではないが、日曜日は絶対に負けられない戦いだった。
広島3連戦を初戦落としながら2勝1敗で乗り切り、阪神3連戦は逆転優勝を狙う巨人にとって2勝1敗の最低ライン死守は必須だった。
阪神は巨人に対し、リードを許しても終盤で必ず追いつけるとの自信を持っている。
初戦も一度はビッグイニングで逆転した巨人だが結局リードを守れなかった。
この初戦は何としても勝ってほしかった。
私は2戦に先発してくる高橋遥人を巨人打線は打てないと確信していたからだ。
高橋は大エースになる力を持っている。
故障が多く大成しているとは言い難いが無事に1年投げられたら、勝ち星、奪三振、防御率のタイトルは取れる投手だ。
昨年にも高橋について未来のエースと記述した投稿がある。
それがこれだ。
プロ野球通算12勝17敗で終わらせてはいけない投手だ。
阪神の投手陣に高橋が戻ってきたのは脅威以外の何物でもない。
話が脱線したが、やはり巨人は高橋を打てなかった。
その結果、第3戦が巨人の命運を決める試合となった訳だ。
先週の結果
スコア
9月21日 対広島 0対2●
9月22日 対広島 13対0〇
9月23日 対広島 5対0〇
9月24日 対阪神 6対6△
9月25日 対阪神 0対3●
9月26日 対阪神 3対4●
主な打者の成績
吉川 23打数5安打 打点1 .217 .285
松原 24打数7安打 打点2 .292 .273
坂本 23打数9安打 打点4 .391 .298
岡本 23打数6安打 打点6 .261 .277
丸 19打数6安打 打点5 .316 .249
中田 17打数1安打 打点3 .059 .123
ウィーラー 14打数5安打 打点2 .357 .294
小林 10打数2安打 打点0 .200 .130
大城 8打数2安打 打点1 .250 .235
亀井 7打数2安打 打点0 .286 .211
ハイネマン 6打数1安打 打点1 .167 .160
中島 6打数0安打 打点0 .000 .279
岸田 3打数1安打 打点1 .333 .167
週間チーム打率 205打数51安打 .249 .247
※赤字は今季通算打率
投手成績
9月21日 山口 5回1/3 自責点2
9月22日 戸郷 7回 自責点0 3.81
9月23日 高橋 6回 自責点0 2.98
9月25日 菅野 7回1/3 自責点3 3.53
9月26日 山口 2回2/3 自責点1 3.34
週間ブルペン陣防御率 21回2/3 自責点6 2.49 3.48
※赤字は今季通算防御率
感想
阪神3連戦3戦目、原監督は中4日で山口投手を出してきた。
6月23日復帰以降11試合に先発。
復帰当初はポンポンと2勝を挙げたが五輪休止直前の試合で崩れてから勝てない。
その試合を含めて連続8先発機会勝ち星なしだ。
結局日曜日も3回持たなかった。
結果先週は2勝3敗1分。
最低ライン4勝2敗にも届かなかった。
自力優勝も消えた。
9月に入り先発投手を5人で回し始めた原監督。
こういった起用法を取っているのは巨人だけだ。
この体制にした9月は6勝11敗5分け、先発防御率が4.18。
残念ながら結果は出ていない。
ただし8月も8勝5敗2分ながら先発防御率は4.42。
先発のやりくりに苦労していたのは間違いなかったのだ。
なので中5日、中4日で回す采配を非難する向きもあるがそれはあたらない。
原因は点が取れていないこと。
8月、9月と月間打率が7月までに比べて1分以上落ちている。
1試合当たりの平均得点も7月迄の4.2から8月3.6となり9月も3.7だ。
単純に相手に与えた点より味方が取った点の方が少なかった訳だ。
8月はブルペンの頑張りで勝ち越せた。
だが先発陣は9月に入ってもピリッとしなかった。
打撃陣も全体としては良くなかった。
オリンピック期間中の先発投手と打撃陣の調整が上手くいってなかったのだ。
数字はそういう結論を導き出してくれる。
理由はわからないがプロとしてどうなの?と言いたい。
私は現状の仕組みでのCSはするべきでないと思っている。
しかし意地を見せるチャンスが残っているのも事実。
残り試合をしっかり勝ちに行った上でCSに向けてのピーキングも同時に行う。
プロとしてしっかりと調整して欲しい。