影無茶のスポーツ24/7

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映画鑑賞記録 「月の満ち欠け」小説からの設定変更が功を奏した印象

佐藤正午原作「月の満ち欠け」。

原作既読。

既読の小説が映画化されたらそれは見に行かなければなりません。

輪廻転生の物語。

何が驚いたって映画館の99%が女性客!

度々書いているが、いつも数人、多くて10人程のスクリーンが軽く見ても50人。

そのほとんどが女性客。

何とも場違いな感じだったがSnow Manの目黒蓮の影響?

内容はどちらかというと女性向けかもしれないが、そこまで極端かあ?

まあ暗くなって映画が始まるとそんなことは忘れて没頭できたけど。

 

映画は亭主持ちの女性瑠璃(有村架純)と三角哲彦(目黒蓮)の禁断の恋の物語。

瑠璃が訳あってこの世を去り、生まれ変わって哲彦に会いに行くが・・・。

最初に生まれ変わった瑠璃の父親小山内堅が大泉洋で妻梢を柴咲コウが演ずる。

元々大泉洋はキャラが立ちすぎているが、役者としてはいい味を出す。

今回も妻と娘を亡くした父親の葛藤を上手に演じている。

原作は少々複雑で油断すると前後がわからなくなる(俺だけ?)が、映画は生まれ変わりの回数を減らしている。

基本的な人物設定はそのままだが、削られた生まれ変わり部分に原作で深く関わる田中圭演ずる瑠璃の夫の設定に大きな変更が加えられて小説以上にひどい役になっていた。

見てから読むか、読んでから見るかっていうのは昔あったキャッチフレーズだ。

後者は原作との違いを楽しむことになるが上手くいく場合とそうでない場合がある。

今回は変更が功を奏し、わかりやすくなっていて良かったと思う。

ところであなたはもう一度逢いたいと強く思う人はいますか?

もうどこかで会っているのかも・・・。

 


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