競馬を見だして、かれこれ50年以上。
ブログで幾度か書いているが競馬を知るきっかけはタニノムーティエだ。
もちろん馬券を買える年齢ではなかったが、日曜日のテレビ中継を欠かさず見ていた。
馬券を買いだしたのは社会人になってからで最初は名前で買う馬を決めていた。
その後いわゆるケントク買いにハマった時期もあった。
高本方式の全盛期だ。
2~3冊本を買った(今も捨てずに持っている)。
セミナーにも参加したことがある(笑)。
いまとなっては良い思い出だ。
これだけ長く競馬を見ていると記憶に残るレースは数多い。
8回目の今回は2009年オークスのブエナビスタを取り上げたい。
前年にウォッカがダービーを制覇。
これが64年ぶりの牝馬のダービー制覇だった訳だが、以後現在まで牝馬が牡馬の一線級にも勝ち負けできる時代が続いている。
その流れを決定づけたのはブエナビスタと言って過言でない。
新馬戦は3着だったが他の出走馬が凄かった。
1着アンライバルド(皐月賞馬)2着リーチザクラウン(重賞2勝)4着スリーロールス(菊花賞馬)とハイレベルだったことで後に伝説の新馬戦と話題になった。
ブエナビスタはその後ジュベナイルフィリーズ、桜花賞を含む4連勝でオークスに挑むがレースぶりが凄かった。
スタート直後は最後方からレースを進め、直線で爆発的な末脚で追い込んでくる。
馬券を買っている者からするとたまらない。
直線届きそうもない所から追い込んでくるのだから心臓に悪い。
そのため最後は写真判定ということがほとんどだ。
そのブエナビスタがブエナビスタの最たるレースだったのがオークスだったと思う。
例によって貼付け可能なYouTubeからご覧いただきたい。
到底届きそうもない位置からの追込み。
レッドディザイアも強い馬だったが、ゴール前図ったように捉えてハナ差の勝利。
この後ブエナビスタは牝馬3冠の秋華賞で宿敵レッドディザイアとまたも写真判定。
結果レッドディザイアが1着になったが、ブエナビスタは直線の斜行で3着降着。
その後も海外レースを含めGⅠに挑戦し続け、ヴィクトリアマイル、天皇賞秋を制覇。
勢い臨んだジャパンカップもトップで入線したが、またも斜行により2着降格。
その後もGⅠレースで惜敗を続けた後、再び迎えたジャパンカップで見事優勝。
続く有馬記念を最後にターフを去ったが、間違いなく記録にも記憶にも残る名馬と言えるだろう。
戦績 23戦 9・8・3・3(海外2戦含む)