5年ぶりにセ・リーグを制したジャイアンツ。
ファイナルステージでタイガースを下して6年ぶり日本シリーズ出場を決めました。
日本シリーズではソフトバンクとの対戦。
これが何と19年ぶりの対決。
前回長嶋氏と王氏が監督同士で対戦することで盛り上がったのはもちろん覚えていますが、そんなに前の出来事だったとは思いませんでした。
そりゃあみんな年を取りますね・・・。
過去、両チームが対戦した日本シリーズはジャイアンツが圧倒していますが、今年はそう簡単にはいかないでしょう。
私個人としては前にも書きましたがリーグ優勝で満足しています。
ですが当然監督、コーチ、選手たちは日本一を目標としているでしょう。
日本シリーズでは短期決戦の面白さ。
野球の醍醐味を楽しみたいと思っています。
話をCSに戻します。
ファイナルステージの相手はタイガース。
シーズン最後に6連勝でカープを逆転。
ファーストステージでもその勢いに乗ってベイスターズ相手に初戦大逆転。
2戦を落としたものの最終戦に勝ってファイナル進出。
その勢い恐るべしという感じでした。
ブルペンを含めた投手力はタイガースの方が上。
打線は経験の差でジャイアンツ僅かに優位とは思っていました。
しかし野球は投手力と考える私は、先発の駒不足は大きなハンデと考えていました。
初戦をエース山口で制した物の、6試合で4勝すれば良い考えで戦いに臨む矢野監督。
アドバンテージ含めて2勝となった段階でも、これで5分と真剣に考えていました。
こうして考えると第3戦の勝利は大きかったですね。
メルセデスがナイスピッチング!
元々6回までは安定したピッチングを披露するメルセデス。
ところがそれを過ぎたら別人のように悪くなる。
この日も持って6回、短期決戦なので少しでも不調となれば早々に交代の目も。
しかしこの日のメルセデスは7回まで投げて点を与えませんでした。
今季ベストピッチかも。
大竹、デラロサとつないでタイガースに3塁を踏ませず6対0の完勝。
結果的に、このメルセデスの好投がCS制覇を決定づける大きな要因となりました。
第3戦は勝てた試合でしたが、桜井が誤算。
シーズンで覚醒した桜井ですが、日本シリーズに不安を残すピッチング。
リーグ後半の不調が続いている桜井。
この内容では日本シリーズで先発は任せられません。
菅野は居ない物と考えるべきで、先発陣がいよいよ大変な状況です。
これでジャイアンツ3勝1敗(アドバンテージ含む)
もしも第4戦、西に抑えられて敗れた場合、流れがタイガースに行くパターン。
しかし5戦でジャイアンツが見せた継投は見事でした。
ここまでの3戦で投手陣の調子を見極めたベンチの投手起用。
各投手が見事これに応えるピッチングを披露。
タイガース打線は1点しか取れませんでした。
試合は、丸がまさかのセーフティスクイズを決めて勝ち越したリードを守り、ジャイアンツの勝利。
勝ち方に精通したジャイアンツがトータルとしてタイガーズを上回ったということなのでしょう。
よくここまでたどり着いたなというのが正直な感想。
日本シリーズは挑戦者の気持ちでホークスに挑んでいくことでしょう。
どんな戦い方を見せてくれるのか。
初戦は山口先発確実ですが2戦以降はどんなローテで組み立てるのか。
菅野の復帰は成るのか。
過去の日本シリーズとは違った見方で観戦してみたいと思います。
CSファイナルステージの結果
スコア
10月9日 対タイガース 5対2 〇
10月10日 対タイガース 6対0 〇
10月11日 対タイガース 6対7 ●
10月12日 台風により中止
10月13日 対タイガース 4対1 〇
打者の成績
亀井 15打数5安打 .333 打点1
坂本 16打数4安打 .250 打点2
丸 10打数3安打 .300 打点3
岡本 15打数8安打 .533 打点7
阿部 11打数3安打 .273 打点1
ゲレーロ 10打数3安打 .300 打点4
田中 13打数1安打 .077
大城 5打数2安打 .400
小林 3打数0安打 .000
陽 4打数1安打 .250 打点1
炭谷 3打数0安打 .000
山本 3打数1安打 .333
重信 3打数1安打 .333
若林 4打数1安打 .250 打点1
石川 1打数0安打 .000
CSチーム打率 123打数33安打 .268
投手成績
10月9日 山口 7回1/3 自責点1
10月10日 メルセデス 7回 自責点0
10月11日 戸郷 3回 自責点1
10月13日 高橋 5回 自責点1
CS先発防御率 22回1/3 自責点3 防御率1.21
CSブルペン陣防御率 13回2/3 自責点7 防御率4.61
CS投手陣防御率 36回 自責点10 防御率2.50
シーズン通して、ここ一番で踏ん張ったジャイアンツ。
正直この投手陣でよくリーグ優勝、日本シリーズ進出を成し遂げました。
選手たちはもちろん頑張りましたが、やはり原監督!
人心掌握術、勝負どころの采配、選手起用法。
彼がいなければ、果たして優勝できたかは疑問です。
さすがでしたね。
ではまた。
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