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長谷川穂積またもノンタイトル戦!気力の維持が大変だ

元世界バンタム、フェザー2階級世界王者長谷川穂積の次回対戦相手が決まった。

メキシコ国内スーパーバンタム級王者のヘナロ・カマルゴと言う選手で、8月12日山中慎介八重樫東選手2大タイトルマッチの前座として試合が組まれた。

なかなか世界戦が組めないなあ・・・っていうのが正直な感想。

この試合がフェザー級王者陥落後、復帰戦から4戦目のノンタイトルだ。

長谷川程の実力があれば、すぐにでも世界戦が組めるのではと考えていたので、少し驚いている。

もしかするとバンタムで10度防衛したといっても国内での防衛戦ばかりであった為か、国外でジョニゴンを一発で倒した西岡選手などに比べて知名度で劣ると言う事が現実にあるのだろうか。

しかしどこかの3兄弟のようにいともたやすく世界戦を組んでいるのを見るにつけ、何か釈然としない気持ちである。

バンタムを10度の防衛中、ランキング1位の選手と4度対戦し、これを撃破している強さは正真正銘のA級王者であった事は誰も疑う余地がない。

その為にも健在の内に早く王座挑戦の機会を作ってあげて欲しい。

長谷川も32歳だ。

最近日本でも比較的年長の世界王者が誕生しているが、ピークは過ぎていると言わざるを得ない。

あとは経験と効果的な練習で作り上げる動き、スピード、戦略を最大限に発揮させる事だ。

ノンタイトルも世界戦も試合をするという意味においては同じだ。

しかしノンタイトルでは絶対に負けは許されない。

負けは、王座挑戦が遠のくだけでなく、引退に追い込まれる事を意味する。

そういう意味ではものすごくやりずらいだろう。

前回の試合は、まだまだ長谷川が世界のトップでやれる可能性を示せたと思う。

本当ならここで世界戦を組みたかったと思うが、長谷川本来のボクシングで相手を撃破して欲しい。

長谷川穂積、36戦32勝(14KO)4敗  ヘナロ・カマルゴ56戦41勝(33KO)15敗