影無茶のスポーツ24/7

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【ウィンブルドン】マリー時代の到来か

アンディ・マリーが地元ファンの声援の後押しを受けて見事にウィンブルドンを制覇した。

英国人男子としては実に77年ぶり、マリーにとっては昨年の雪辱を僅か1年で果たす事になった。

スコアは6-4、7-5、6-4の3対0。

私などはフルセットの接戦を予想していただけにこの結果は正直考えてもみなかった。

この日のジョコビッチはやや冷静さを欠いたように見えた。

審判にクレームをつけたり、チャレンジに失敗したりで準決勝までとはちょっと違う感じに見えなくもなかった。

さすがのジョコビッチも完全アウェーの雰囲気は精神面で影響があったのかも知れない。

にしても、今日のジョコビッチはファーストサーブの確立が悪く、いつも決めなければならない所ではほぼ確実に決める場面でもアウトになったり、マリーに返されたりとらしさが見られなかった。

ジョコビッチとしては第1第2セットにブレイク寸前まで行きながら結局そのゲームを取れなかった事が何回かあり、その積み重ねが差となって現れたという事だろう。

いずれ調子があがるだろうと思って見ていたが結局最後までリズムを掴むことなくストレートで敗れるという予想外の結果になってしまった。

まあ、それだけマリーが集中して戦っていたという事で、これだけのファンの声援をプレッシャーと感じず(もちろん感じていただろうが)味方に付ける強さをマリーはいつのまにか身につけていたという事だろう。

男子テニスはここしばらくこの二人の覇権争いが続くように思う。