全国高校野球選手権神奈川予選準々決勝。
ドクターK松井の姿を再び甲子園で見る事は叶わぬ夢となった。
しかし神奈川はやはり凄い、横浜は凄い。
史上最高のドクターK松井を持ってしても結局甲子園には昨年夏の一回しか行けなかった訳だ。
甲子園狂想曲は夢に終わってしまった。
ここはもう横浜高校を称えるべきだろう。
打倒松井に執念を燃やした選手達が最後の最後でリベンジを果たしたのだから。
渡辺監督の事だから勝って兜の何とやらで気を抜く事はないだろうが、そこは神奈川予選。
最後までまだ代表校がどこになるかはわからないが、これで横浜高校は全国優勝の最有力候補になった事は間違いない。
敗れた松井投手だが、おそらくこの予選は甲子園優勝から逆算して投球数やら疲れを残さない工夫やらを考えていたのだろう。
その為なのか、ここまで投げた2試合はちょっと物足りなかったのは否めない。
今日も時折らしさを見せて8回は三者三振に切って取ったが、この回のピッチングをもっと序盤からしていたら、横浜への威圧感もまた違った物になっていただろう。
まあしたくても出来なかったという事もあるだろうが。
やはりこの夏のピークは報徳、浦学との練習試合2連戦だったような気がする。
松井の高校野球生活は終わってしまった訳だが、甲子園に出れなかった事は本人の進路にも影響を与えるかもしれない。
もしかしたら、今回の敗戦を受けてプロ入りせずに進学して大学野球を選択する目が出てきたように思う。
決して恵まれた体格ではないし、大学で身体を作ってその後プロ入りを目指す方向に向くかもしれない。
私はプロ入りと進学は5分5分と見る。