夏の甲子園代表49校が決まりました。
8月9日から熱戦が繰り広げられますが組合せ抽選は6日に行われます。
特に記載が見当たりませんので、昨年復活した回戦ごとの抽選が今年も継続されると思われます。
今年の予選は波乱含みで、多くの強豪校が敗退しました。
トーナメントは実力だけでなく、様々な要因が重なりますので勝ち抜くのはほんと難しいです。
組合せがまだ決まっていませんので、今年も最初は印象だけで勝手な予想をさせていただきます。
出場校49校の内、初出場は9校。
昨年は10校でその中から前橋育英が見事深紅の優勝旗を手にしました。
福島の聖光学院が8年連続出場で、一昨年まで続いた智弁和歌山に並びました。
春夏連続は8校でセンバツ優勝の龍谷大平安も見事に出場を果たし春夏連覇を狙います。
常連校も見えますが全体的には新鮮な感じを受けます。
もしかするとあまり馴染みのない学校に、優勝するチームが潜んでいるやもしれません。
甲子園で成長する高校もありますからね。
昨年に続き初出場初優勝の可能性もあるでしょう。
予想と言ってもまだこの段階では、馴染みの高校にプラスのバイアスをかけてしまうのでなかなか難しいですので、ブロック別につらつらと書かせて頂きます。
センバツで優勝した近畿勢。
ここ数年の不振に比べると春に復活を果たしましたが、この夏でそれが本物かがわかります。
智弁和歌山を破って出場の市和歌山はオールドファンには懐かしい旧市和商、最近は10年周期で甲子園に登場します。
センバツ近畿で唯一出場のなかった滋賀から近江が久々の登場です。
故阿久悠氏が甲子園の詩で披露した水色の炎、ブルーのユニフォームが甲子園に帰ってきます。
次は昨年春夏優勝校を出した関東ですが、最近特に北関東の躍進が目立っていますね。
しかし今年は多くの強豪校が予選で敗れてしまいました。
甲子園に出場出来た事で大きな目標を達成した感が強い高校も多いと思います。
伸び伸びプレーして力以上の物を発揮できればあれよあれよと勝ち進む事も出来るのでしょう。
そういう意味では二松学舎大付は初戦を勝つと面白いかもしれません。
四国はやはり明徳に尽きると思います。
エース岸が3年になり、馬渕監督も手応えを感じているでしょう。
口には出さないでしょうが目標はずばり全国制覇だと思いますしその力は充分にあるはずです。
波乱の連続で野球処愛媛を勝ちあがった小松。
昨秋も今春も県内で早々に敗れている小松ですがこういった高校が甲子園で一つ勝つと並に乗る場合があります。
四国の初出場は強いというジンクスもあります。
ちょっと注目したいですね。
超えそうで超えない白河の関。
春夏合わせて過去10度決勝進出を果たしながら全て敗退してしまった東北勢。
今年こそ悲願達成なるかが焦点ですが、やはり八戸学院光星がその一番手でしょうか。
8年連続の聖光学院。
過去7年9勝7敗はなかなかの成績ですが、ここ3年突破出来ない2回戦の壁を越えれば先が見えてくるでしょう。
宮城県は仙台育英、東北の常連が早々に敗退し、出場は東北を準々決勝で破った利府。
センバツ21世紀枠でベスト4の旋風を巻き起こしたのが懐かしいですが、そういったイメージは大きな武器になります。
侮れません。
その他の地区ではまず昨年夏準優勝延岡学園を出した九州。
何と言っても沖縄尚学が抜けている感じです。
準決勝で甲子園優勝校対決を制した佐賀北も面白い存在です。
東海は全国ブロックの中で最も名門・強豪校が勝ちあがった印象でそうそうたる校名が並びます。
注目したいのは東邦高校。
1年生エースとくればバンビ坂本を思いだします。
中京大中京以来5年ぶり東海勢優勝の目も・・・あるかもしれません。
北信越は奇跡の大逆転で話題の星陵に、前述の中京優勝の年に奇跡の追い上げを見せた日本文理。
日本文理は最近出れば優勝候補と言われながら初戦の壁を突破出来ません。
逆に突破すれば・・・あれよあれよと5年前の再現もあり得るでしょう。
中国は最近最も成績的には寂しいのではないでしょうか。
ここ10年ほど優勝がありません。
それどころか初戦敗退も目立ちます。
しかし今年は広陵が出てきました。
初戦負けもありますが、甲子園での勝ち方を知っているので上を目指して頑張ってほしいです。
その勢いが高校野球にも波及するかを注目しましょう。
北海道はここ数年ほとんど初戦敗退。
駒大苫小牧の強烈な強さが遠い昔になってしまった感がありますが、まずは甲子園1勝を目指す所でしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では球児たちにとっていろんな面で成長する夏である事を願って・・・