梅木監督が亡くなられたその年に22年ぶりに出場を決めた訳だが、監督の魂がフィフティーンを後押ししたに違いない。
あの強かった1970年代の栄光を再びと選手たちは燃えているだろう。
高校ラグビーは近年大阪と福岡の時代と言っても過言ではない。
そこに京都、神奈川、奈良が絡んでくるという感じだ。
高校ラグビーは大学、社会人よりも創造性豊かなラグビーをするとよく言われる。
継続を主とした展開ラグビーだ。
かつて4連覇を成し遂げた啓光学園などはその典型で、連続攻撃は見ている者をわくわくさせる魅力があった。
たちどころに攻守が入れ替わり、そこからゴールに向かって攻める。
ゴール前の攻防。
観客は腹の底からワー!っという声援を送り、選手の動きに同化する。
鳴り物もなく、選手たちの躍動と、それに合わせた肉声での大声援。
競技場に響き渡る歓声。
これこそがラグビーの醍醐味だ。
最近ジャパンの地力強化でラグビー人気が蘇りつつある。
先日もオールブラックスに挑み、初めて試合らしい試合が出来た。
高校ラガー達も目標が明確に見えてきているのではないだろうか。
今年の高校ラグビーは一層面白い!
強い大阪を含む近畿勢の予選の現状を以下に記する。
■大阪第3 大阪朝鮮対常翔啓光で決勝
■兵庫 科学技術、関西学院、六甲アイランド、報徳学園がベスト4
■奈良 天理対御所実業で決勝
■京都 桂対京都成章で決勝
■和歌山 和歌山工業対熊野で決勝
■滋賀 光泉対八幡工業で決勝
兵庫以外は17日に代表が決まる。