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越智、久保契約更改!スコット鉄太郎とのリリーフ陣ローテの完成なるか

西村健太郎71試合。

山口鉄也63試合。

スコット・マシソン63試合。

本年のスコット鉄太郎の登板試合数だ。

今季セリーグで登板数が60試合を超えたのは7人。

内3人がジャイアンツ勢という事になる。

正に、このリリーバー達がいなかったら、今年のジャインツの優勝はなかった。

原監督は先日、来季はリリーフ陣にもローテーションを考えたいという旨の発言をしていた。

実際先発投手と違い、人数が限られるブルペン陣を休ませながら回していくというのは、先発投手が完投した時くらいしか出来ない芸当だ。

青木、笠原、高木京等がいたが、1年間を通じて安定したピッチングを披露出来るかと言えば、答えは否であろう。

そこへ飛び込んできた嬉しい契約更改のニュース。

越智、久保両投手が来季の契約を更改した。

両投手とも怪我、病魔を克服してここまで回復してきた。

共に来季は勝負の年となるが、ジャイアンツ投手陣にとっては明るい材料に違いない。

越智は2008年68試合登板3勝3敗10Hと頭角を現し、以後3年間66試合、59試合、42試合と大事な場面で使われてきた。

久保にしても本格的にリリーフとして登板するようになった2010年に79試合登板8勝1敗32H1Sという見事な成績を収め、翌2011年は67試合4勝2敗21H20S防御率1.17とリリーフエースとして孤軍奮闘した。

残念ながら二人とも、昨年、今年と故障に泣いた訳だが、来年に向かっては明るい光が差そうとしている。

スコット鉄太郎の登板過多による勤続疲労を考える中で、この両名の来季への可能性。

もちろん、そんなに甘い物でない事は本人達が誰よりもわかっているだろうが、自分自身に期待する気持ちもまた大きいだろう。

原監督のリリーフ陣にもローテーション構想には、この二人の復帰という事が当然頭にあっての発言だったに違いない。

越智の負けん気の強いピッチング。

久保のスマートなピッチング。

持ち味を活かした二人のマウンドでの姿を来年は是非とも見たい。