影無茶のスポーツ24/7

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ジャイアンツ第80代4番セペダの功罪

キューバの至宝の一人セペダがデビューして8試合が経過しました。

ここまでの成績は、

32打席24打数5安打、2塁打、3塁打共に0、本塁打2、打点6、四球7、三振5、打率.208、OPS.833となります。

シーズン途中での何だか急に決まった入団でしたので、日本の野球に馴染む時間がなかったなど気の毒な面はありますが、正直物足りないと思っているのは私だけではないでしょう。

キューバのプロ解禁という大きな潮流に乗り遅れず補強に成功した事は、今後の選手補強に大きなプラスをもたらす事はまちがいありません。

これでセペダが活躍してくれれば本当に良い事づくめだった訳ですが、宗兄弟は問屋がおろさない・・・いや、そうは問屋がおろさないって所でしょうか。

数字を見ると重要な指標の一つであるOPSが、ランク的には上から二つ目の「非常に良い」に位置付けられる高い数字をあげています。

ただOPSは出塁率長打率を足した物なので、四球の多さがこの数字を生みだしている事になります。

確かに選球眼は素晴らしく、勝利に結びつく四球もありました。

しかし、それが4番に求められる仕事でしょうか。

得点圏で打席に立ち敬遠で歩かされるならいざ知らず、そういうケースではありません。

セペダの入団が決定した時から4番はセペダという固定観念が出来てしまって(まあその力量から当然なんですが)それに固執してしまっているように思います。

どうしても4番にチャンスが回ってきますので、ちょっと今のままではいけませんね。

いやあ、ここまで書いてえらくディスってる書き方になっている事に気づきました。

慣れない異国の地で頑張っているんですから、応援しなければいけませんね。

見ていると、セペダは真摯に野球に取り組んでいる事がわかります。

現状に対して自身が一番不甲斐ないと思っているでしょう。

ここはしばらく(本人のプライドがあるかもしれませんが)6番あたりで日本の野球に慣れるまで楽な気持ちで打席に立たせてあげる事が必要ではないでしょうか。

それまでは村田でいいじゃないですか。

場合によってはサカチョーのどちらかでも私は良いと思います。

セペダが順応してきて、橋本とアンダーソンが戻ってくれば、打線の厚みも出てきます。

ロペスが頑張る事で、外国人野手3人の競争も生みだされます。

まだ5月ですからね。

混戦のセリーグ

シーズンは長いですし、いい時もあれば悪い時もありますからね。

まだまだこれからです。