小山に続いて今村投手が先発で勝利投手になりました。
マーリンズ2連戦をこの二人で連勝出来たのは今後に向けて光明が見えたように思います。
何とかローテーションはやっつけですが形になりそうです。
菅野25歳、杉内34歳、大竹31歳、小山25歳、今村20歳。
20代3人のピチピチローテが出来上がりました。
これで宮國が復活してくれれば、どこも羨むヤングジェネレーション先発陣の完成ですが・・・。
ちょっとここで優勝ラインを考えてみます。
カープが調子を落としているのでたまたま首位にいますが、まだまだ先は長いです。
今年は最後まで団子状態が続くと思いますので一応80勝を一つのラインとしてみます。
現在ジャイアンツは33勝26敗の勝率.559。
80勝には残り85試合を47勝38敗で到達となります。
ここ2年間のジャイアンツから考えると楽に到達できるように思えますが、今年は状況が異なります。
小山、今村にめどが立ったとは言え、シーズン最後までローテを守れるかと言えばまだ紆余曲折あると思わなければなりません。
内海の復帰は秋になるでしょうし、とても楽観できる状況ではありません。
現在勝ち星を挙げている投手を列記すると、
菅野7勝、杉内5勝、大竹5勝、マシソン3勝、セドン、久保、今村、山口、小山が各2勝、内海、香月、西村がそれぞれ1勝で合計12人で33勝となります。
先発陣で24勝、ブルペンで9勝のバランスとなり率にして.727が先発投手に勝ち星がついている計算になります。
ちなみに昨年は先発投手で59勝、ブルペンで25勝、やはりおよそ7割が先発に勝ち星がついています。
さらに言えば、原第二次政権下でリーグ優勝した年は、2008年の例外を除いて7割以上の構成率になっています。
今年もこのバランスを崩さずに、シーズン終盤まで戦う事が優勝への条件となるでしょう。
そこで80勝の内訳を皮算用してみます。
やはり先発の中でもトップ3の菅野、杉内、大竹で40勝は欲しいですね。
小山7勝、今村5勝、セドン3勝、内海2勝、これで先発陣で57勝。
残り23勝は、いろんなケースがあるでしょうが、先発がQS条件を満たした物の、後半勝負になるパターンなどでブルペン陣に勝ち星がつく。
こういった感じでしょうか。
昨年はスコット鉄太郎の活躍で後半ほとんど点を取られず、先発投手に勝ち星がつきました。
今年、ようやくブルペン陣も復活の兆しが見えているので、これはとても明るい材料です。
但し、何度も書きましたが、今年のジャイアンツの投手陣の力はオープン戦の数字が表しているように昨年までとは違います。
その辺があまり楽観出来ない要因にもなっています。
もしかしたら澤村が復帰して今村や小山の勝ち星から3~4勝もぎとるかもしれませんし、あくまで予想ですが、こういった皮算用が出来るのも小山、今村が頑張ったからに他なりません。
交流戦も折り返しをすぎました。
次はファイターズ戦。
まずは大竹、中7日と休養十分で出てきますので、ここは流れを止めないピッチングをして欲しいです。