GPシリーズ第2戦、男子シングルで無良選手が見事復活の優勝を飾りました。
大舞台に向けてプレッシャーがかかってくる場面で持てる力を発揮出来るかという課題は残りますが、まずは嬉しい無良選手の復活でした。
これで初戦町田、2戦で無良が共に優勝。
男子は高橋、織田両選手が第一線を退いた中、昨シーズンと勢力図が変わっていない事を示してくれました。
次の第3戦カップオブチャイナではいよいよ3冠羽生選手が登場します。
怪我の回復具合はとても心配ですが出てくる限りは何とか形を整えてくると思われます。
何と言っても審判団に現在のトップスケーターと格付けされている羽生選手。
普通に演技できれば普通に優勝するでしょう。
万が一怪我の影響が出てくるようであれば、無理をせず今シーズンを休むべきだと思いますが・・・。
それはそれとして、羽生がごく普通に演技が出来たと仮定して、残り4戦の出場選手を眺めてみた場合、かなり高い確率で日本勢3人がファイナル進出しそうです。
町田、無良はすでに優勝15ポイントを獲得しています。
羽生も3戦目で優勝して15ポイント取るでしょう。
町田は第5戦に出場しますが、強敵はデニス・テンと3戦、5戦に出場のハン・イエンとマキシム・コフトゥンでしょうか。
今の町田の充実度から連続優勝の可能性が高いでしょう。
そうなれば30点で文句なし。
考えにくいですが4位になっても優勝含む24点で得点も高いので、同点の場合ファイナル進出条件である最高順位の高い方、それも同じなら合計点数の高い方という基準から間違いなく進出でしょう。
まず4位は考えられませんし3位なら26点で確実です。
無良は6戦NHK杯。
ここは羽生という絶対的存在がいますが、幸い他に脅かされる存在の選手がいません。
強いてあげればジェレミー・アボット、ケビン・レイノルズでしょうか。
共に絶大の人気を誇り、現在の状況に関係なく素晴らしい滑りを見せる可能性はありますが、無良の勢いが勝ると思います。
ここは羽生優勝、無良2位が十分考えられます。
これで羽生30点、無良28点で町田を含めて都合3人の日本勢がファイナル進出となる訳です。
その他3人は第4戦で優勝すると思われるハビエル・フェルナンデスが28点。
今季好調維持しているジェイソン・ブラウンが同じ第4戦で2位に入り26点。
残り一人をカナダの新星ナム・グエンとハン・イエンの両者が争う・・・って感じでしょうか。
デニス・テンは第5戦で町田を抑えての優勝が絶対条件となります。
女子シングルはほんとロシア大会になる可能性も出てきましたが、また別の機会に書かせて頂きます。