WBC世界バンタム級王者、山中“神の左”慎介が無敗のチャレンジャー、ディエゴ・サンティリヤンを迎えた8度目の防衛戦。
結果は圧勝。
全く相手にボクシングをさせませんでした。
初回から山中の左がさく裂して、サンティリヤンは恐怖を覚えたことでしょう。
サンティリヤンは序盤ボディを多用して山中のスタミナを消耗させようとした感じでしたが、何しろ今日の山中は右もよく出るのでなかなか懐に入れません。
3度目の防衛戦あたりから山中は極端に右が少なくなり、左一発で倒そうとする意識が強過ぎた時期がありました。
その反省からか前回のスリヤン戦は右を多用していました。
今回はさらに右を使う場面が多くなりました。
左を活かす為に右を使う。
こうなったら鬼に金棒です。
6回、右から左とワンツーでサンティリヤン初めてのダウン、7回にも同じように左を決められて、ダウン。
サンティリヤン完全に戦意喪失。
7回36秒山中選手のKO勝ちとなりました。
ディエゴ・サンティリヤン24戦23勝(15KO)1敗
いよいよ敵がいなくなってきました。
本人は当初からビッグマッチか統一戦を希望していますが機は熟したでしょう。
山中の願いを叶えさせてあげる為に何としてもマッチメイクしてほしいものです。
今の山中なら、ビッグネーム相手でも勝つチャンスは十分にあります。
今、ボクシング界はマニーパッキャオとフロイド・メイウェザーの世紀の一戦で盛り上がってますが、これにしてもやや機を逸しているように思えます。
もちろん最高のカードである事は間違いありませんが、今一番見たいカードでアンケートを取れば、他の組合せを挙げる人も結構多いと思います。
選手達が希望しても、ファンが熱望してもままならないのがマッチメイク。
山中慎介も32歳。
マッチメイクの難しさはわかりますが、遅くても来年中には実現してほしいです。
WBC王者 山中慎介25戦23勝(17KO)2分
WBAスーパー王者 ファン・カルロス・パヤノ16戦16勝(8KO)
WBA正規王者 ジェームス・マクドネル゙28戦25勝(12KO)2敗1分け
IBF王者 ランディ・カバジェロ22戦22勝(13KO)
WBO王者 亀田和毅 31戦31勝(19KO)