前回に引き続きフィギュアスケート今シーズン振り返りです。
今日は女子を中心に書かせて頂きます。
前回も記させていただきましたが日本女子は鈴木、安藤、村主など日本を牽引してきた選手達が相次いで競技生活を引退しました。
さらに浅田のハーフハーフ状態もあって、オリンピック経験者は村上のみと一気に世代交代が進みました。
こういった状況の中、GPシリーズでは本郷の優勝はありましたが、グレイシー・ゴールドの欠場がなければ14シーズンぶりにファイナル進出者ゼロとなるところでした。
年齢的にも経験からも日本のリーダーとなるべき村上が不調で、宮原は計算できても世界選手権で来年の3枠確保は微妙というのがもっぱらの評判でした。
それが終わってみれば宮原銀、本郷6位、村上7位で3枠確保という大健闘。
来季以降に大きな希望の光を灯してくれました。
宮原、本郷は確実に成長を遂げ、宮原選手に至ってはもはやエースと言って過言ではありません。
村上選手についても現役続行を表明したからには必ずや、来季レベルアップした姿を見せてくれるでしょう。
さらには加藤、今井、大庭、樋口にも期待が寄せられ、ピョンチャンに向けて競争の中から抜け出てくる選手がいるに違いありません。
世界に目を向けると、今シーズン一番輝いたのはトゥクタミシェワで異論はないでしょう。
今年彼女はGPシリーズ前から、積極的に試合に出て早くから仕上げてきました。
その彼女が結局国別対抗まで出場し続けて結果を出し続けたのは驚嘆に値します。
単に世界チャンピオンに輝いただけでなく、トリプルアクセルを成功させ、今後の女子フィギュア界の方向性に一石を投じるなど、今年に関しては間違いなく彼女の年だったと言えるでしょう。
しかしながら、ソトニコワの故障、リプニツカヤの不調、コストナーの資格停止処分、日本若手の台頭、アメリカ勢の復活傾向もあり、現段階では昨シーズン、今シーズンと続けて上位で成績を残しているのはラディオノワと宮原、ゴールドと限られているので、ピョンチャンに向けてはひと波乱もふた波乱も起こるのは間違いなく、勢力図がどうなるか全く予断を許しません。
トゥクタミシェワが一歩リードしているのは間違いありませんが、来季以降は混戦の度合いを強めて行くと思います。
最後にもう一度男子についてですが、これはもう、しばらくは、羽生、テン、フェルナンデス、復帰してくるチャン。
この4強の牙城は固いでしょう。
イエン、ニューエン、ブラウン、コフトゥン、さらには復帰してくるプルシェンコと言えども、4強に食い込むのは難しいのではないでしょうか。
逆にシニアに本格参戦してくる宇野昌磨に期待したいです。
これで今季のフィギュアスケートの記事は最後となり・・・ま・・・せん!!
そうです、あとひとつ、どちらに転んでもビッグニュースとなる、あれです。
もうまもなくですね。
ではまた!