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フィギュアスケート Road To 平昌 スケートカナダ まとめて感想

GPシリーズ第2戦はスケートカナダ

男女シングルの結果を先に書かせていただきます。

〇男子

                ポイント  TES(SP+F) PCS(SP+F)

1位 宇野昌磨         301.10  163.44   137.66

2位 ジェイソン・ブラウン   261.14  126.41   135.73

3位 アレクサンドル・サマリン 250.06  134.08   115.98

4位 パトリック・チャン    245.70  109.42   137.28

5位 ヨリック・ヘンドリックス 237.31  117.12   120.19

参考 無良崇人         186.66    78.49   108.17

〇女子

                ポイント  TES(SP+F) PCS(SP+F)

1位 ケイトリン・オズモンド  212.91  106.07   107.84

2位 マリア・ソツコワ     192.52   95.73    96.79

3位 アシュレイワグナー    183.94   82.97   100.97

4位 コートニー・ヒックス   182.57   93.16    89.41

5位 本田真凛         178.24   89.50    89.74

6位 本郷理華         176.34   85.47    90.87

ロステレコム同様ポイントはSPとフリーの合計得点ですが、横の二つの数字は技術点と演技構成点のそれぞれショートとフリーを合計した点数です(合計があわないのは転倒による減点があるためです)。

男子は宇野昌磨が2位のジェイソン・ブラウンに大きく差をつけて優勝。

細かいミスはありましたが、技術点はもちろん、演技構成点でも常に高得点をもらえる選手に成長しました。

安定感ではすでに羽生を上回る内容だと思います。

羽生選手が足元をすくわれる場合はチェンでもジンでもフェルナンデスでもなく結局は宇野選手と言って差し支えないですね。

パトリック・チャンは精彩を欠いてしまいました。

得点源である冒頭の4回転3回転が成功しないと苦しいです。

元々苦手の3Aは相変わらずなので、さすがのチャンも表彰台に乗れず4位という結果。

次のNHK杯で優勝しないとファイナルは難しくなりました。

NHK杯には羽生も出場しますのでかなり苦しい状況です。

しかし相変わらず演技構成点は高い点をもらっており、シーズン最高の演技を平昌で演じることが出来れば表彰台の可能性はあります。

ジェイソン・ブラウンは4回転に挑戦するも回転不足に転倒。

どうしても試合で4回転を跳べません。

しかし魅せるスケーティングは円熟の境地に入ってきた印象。

美しい演技はメダル争いとは関係なく観衆を魅了しており、将来振り付けを手掛ければ引く手あまたになる予感。

代表第三の男を目指す無良はことごとくジャンプが失敗。

めちゃくちゃに身体が重かった印象ですね。

2回転しか回れませんって感じでどんどんどんどん深みにはまってしまいました。

フィギュアの場合オペラ座の怪人を選ぶ選手は多いですがあまり相性が良くない気がしてなりません。

しかし無良が一番好きな曲でオリンピックシーズンをと思って選曲したわけなのでこの曲で代表の座を目指して頑張ってほしいです。

悪いところは今回で全て出し尽くしたと思う位に開き直るほうがよさそうです。

女子はオズモンドが優勝。

世界選手権銀メダルが大きな自信につながったようです。

個人的にはそんなにパッションを感じる選手ではありませんが大崩れはなさそうで、他の選手にミスが出れば本番でも上位進出のチャンスがありそうです。

ロシアの二人は明暗が分かれました。

ポゴリラヤは世界選手権を思い出す出来の悪さで9位、ソツコワは2位。

リプニツカヤ然りトゥクタミシェワ、ラディオノワ然りそしてポゴリラヤ、どうもロシア勢は好不調の落差が大きすぎます。

当然シーズン序盤なのでこれから上げていくのでしょうが、そういったムードが感じられないと思うのは私だけでしょうか。

ソツコワにしてもまだまだだと思いますし、メドベージェワとザギトワ以外のロシア3人目は大混戦模様です。

本田ですがトロロッソと契約を・・・ってちゃうちゃうそれは別の記事やんって・・・何回書くねん。

緊張したんですかね~。

あまり大きな失敗をしない本田がSPでまさかの10位。

キス・アンド・クライで正に失意の涙がこぼれそうでした。

ところがフリーでは懸命のたて直しで3位、総合5位まで順位を上げてきました。

SPの失敗は大きなショックだったはずで、フリー当日もおそらく引きずっていたに違いありませんが、何とか本番で修正してくるあたりはたいしたものです。

ファイナル進出は難しいですが、本田はすぐに次の中国杯に出場。

樋口、三原の世界選手権組相手にどこまで戦うことが出来るか。

本田に対しては想像通り過度なバッシングが目立ちます。

それもこれもマスコミの取り上げ方が要因ですが、まだ16歳。

暖かく見守ってあげないといけません。

いずれにしても中国杯はひとつの試金石になりますね。

本郷はSPもフリーも6位ですが演技構成点からプログラム自体は評価をもらっていることがわかるのでまだまだチャンスはあります。

本郷もまたファイナルは絶望的ですが、細かいミスを修正してNHK杯を経て全日本で勝負に出る意気込みを持って欲しいです。

ただ、長久保コーチの退任はあまりにも大きい。

この影響は心配です。

さて、先日スポーツ・ナビ終了という衝撃のインフォメーションが届きました。

このフィギュアスケート Road To 平昌も、平昌本番まで書くことは叶わなくなってしまったことになります。

スポーツ・ナビに参加させていただいて丸5年。

私のような稚拙な内容でもたくさんの方に読んでいただけたのは、このような恵まれた環境だったからこそと思っています。

今のまま移転しても難しいことは百も承知なので、今後どうするかはまだ決めていません。

せっかく記事を書くからには少しでも多くの方に読んでいただきたいので、この拙ブログをビルドアップして書き続ける覚悟が持てれば、提供されている各ブログサービスを研究した上で、移転することをご報告させていただきます。

それまでは今年いっぱい、このスポーツナビでお付き合いをお願いいたします。