ドイツグランプリが終わりました。
休む間もなくハンガリーGPが始まりますが、トロロッソ・ホンダにとってフラストレーションが溜まる戦いが続きます。
ハートレーがアゼルバイジャン以来久々に1ポイント獲得しましたが、ガスリーは不完全燃焼の14位。
どうも結果が出ません。
ちょっとホンダの現在位置が見えにくい状況が続いています。
報道にしても、ガスリーが「ホンダエンジンの直線のスピード不足は半端ないが、シャシーのパフォーマンスには満足している」
と、まるで昨年のマクラーレンの誰かと同じような発言が記事になっていたかと思うと、同じガスリーが「トロロッソはホンダのPUを生かし切れていない」と語った記事もあり、これではまるで二重人格です。
と思えば、レッドブル陣営の、ホンダと組む来季に向けた実にポジティブなコメントや、またまたガスリーの「ホンダはレッドブルと2019年のレースに勝てる」とのコメントも見受けられます。
ホンダエンジンは確実にステップアップしているが、フェラーリやメルセデスが更なる改善を見せていることへの焦り。
これがガスリーのコメントに表れているような気がします。
ガスリーは血気盛んな22歳。
思うようにならないマシンに、フラストレーションが溜まっているのでしょうか。
当然のことながら、エンジンの性能が生きるも死ぬもシャシーの出来次第。
レッドブルに言わせれば、今のルノーエンジンで表彰台を争っているのはシャシーのおかげ・・・ということなのでしょう。
ルノーより改善が進み、企業の姿勢も真摯なホンダと組めば、シャシーと相乗効果でトップも狙える。
その言葉を信じたい。
そんな中、トロロッソ陣営のテクニカルディレクター、ジェームス・キーがマクラーレンに移籍との報道が出ました。
キャリアアップ、もしくは家族関係、要因は様々でしょうが「個」が優先される外国では、こういう動きもやむを得ないでしょう。
影響は少なからず出るでしょうが、副テクニカルディレクターが昇格するらしく、「個」の集合体としてチームが上手く機能すれば影響は最小限に留まるでしょう。
それよりもキーの移籍に関連して、トロロッソのシートにランド・ノリスが納まる・・・という話。
ハートレーのシートがまたもや話題になってしまいそう。
彼にとってはこの話題はうんざりでしょうが、結果を残すことが大切。
ドイツのポイント獲得は、彼の運気がようやく上向いてきた証拠。
結局はチームもドライバーもレースでの結果が全て。
ハンガリーを入れて残り10戦。
十分時間はあります。
来季への希望を膨らます結果を出してください。