いよいよ今シーズンもGPシリーズが始まります。
採点基準が大きく変わり、選手自身もチャレンジャーシリーズでどのような評価を受けるのか確認しながらも、まだ確信を得ない状態でのGPシリーズ突入となります。
オリンピック翌年なので、選手ごとの目標も異なってくるシーズン。
世界フィギュアに向けて仕上げていくのが基本ですが、冒険も出来るシーズン。
新旧入れ替えが一気に進むのか。
ベテラン勢が最後の花を咲かすのか。
羽生結弦はどういったモチベーションで今シーズンに挑むのか。
オリンピック翌年ではありますが話題には事欠きません。
まずは2年ぶりに初戦に戻ったスケート・アメリカ。
出場選手は
男子
- ナム・グエン(カナダ)世界ランク22位
- ケビン・レイノルズ(カナダ)世界ランク27位
- ミハル・ブレジナ(チェコ)世界ランク28位
- ロマン・ポンサール(フランス)世界ランク64位
- モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア)世界ランク17位
- アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)世界ランク7位
- マッテオ・リッツォ(イタリア)世界ランク20位
- イージージエ(マレーシア)世界ランク51位
- セルゲイ・ボロノフ(ロシア)世界ランク10位
- ネイサン・チェン(アメリカ)世界ランク2位
- ヴィンセント・ジョー(アメリカ)世界ランク13位
- ジミー・マ(アメリカ)世界ランク96位
女子
- ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)世界ランク21位
- アレーヌ・シャルトラン(カナダ)世界ランク36位
- ロリーヌ・ルカヴァリエ(フランス)世界ランク28位
- 本田真凛(日本)世界ランク19位
- 宮原知子(日本)世界ランク8位
- 坂本花織(日本)世界ランク9位
- ソフィア・サモドゥロワ(ロシア)世界ランク63位
- ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)世界ランク36位
- スター・アンドリューズ(アメリカ)世界ランク43位
- ブレイディ・テネル(アメリカ)世界ランク14位
- ミーガン・ウェッセンベルク(アメリカ)世界ランク155位
世界ランクはISUによるランキングで現時点の物です。
ちなみに男子1位は宇野昌磨、女子1位はカナダのケイトリン・オズモンド。
羽生結弦は現在3位で、日本女子で最も上位は樋口新葉の4位です。
出場選手を見ると一目瞭然、男子の日本選手は出ていません。
日本選手が誰も出ないというのは、最近記憶にありません。
逆に女子は宮原、坂本のオリンピックコンビに今季から拠点をアメリカに移した本田の3人が出場。
宮原、坂本はチャレンジャーシリーズのみならずジャパンオープンに参戦しての出場。
本田はチャレンジャーシリーズ1戦に参加してGPシリーズ突入。
宮原はさすがの安定感を見せていますが、坂本、本田は調整途上という感じ。
昨シーズン一気に代表まで駆け上った坂本と、とても大切なシーズンと思える本田の滑りは注目です。
メンバー的にはテネルと日本勢3人にロシアの17歳ツルスカヤの争いでしょうか。
昨シーズンの全米王者テネルは今季さらに好調のようで、オータムクラシックでメドベージェワに勝ったのは大きな自信になったはず。
優勝争いはテネルと宮原が本命で、坂本、ツルスカヤがこれに続き、本田がどこまで食らいつくかって感じでしょう。
男子はもうネイサン・チェンが圧倒的でしょう。
見どころは彼の4回転ジャンプにどのような得点が出されるのか。
今後の採点のひとつの基準となるので注目です。