影無茶のスポーツ24/7

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ボクシング世界ミドル級タイトルマッチ 村田諒太 ロブ・ブラントに手痛い敗戦 夢遠のき決断を迫られる状況に

試合振り返り

この試合、極端に言えば1Rの両選手の動きが試合結果を決定づけました。

ブラントはスピード豊かに左ジャブを繰り出しながら右を放つ基本通りのボクシング。

ある程度予想できた試合運びでしたが、とにかく速いし、手数が多い。

村田は前に進むも手が出ずにブラントのパンチを被弾してしまいます。

こんなはずではない・・・。

こういった気持ちが村田の脳裏に浮かんだと思います。

逆にブラントは行けるというポジティブな気持ちを持ったことでしょう。

この差は大きい。

5Rから7Rに村田も左ボディから右ストレートをブラントの顔面にヒットさせますが、一歩踏み込みが足らず、決定打とはなりません。

せっかく村田のペースになりかけましたが、結局ビッグチャンスに持ち込めません。

ブラントはパンチだけでなく足も速かった。

村田としてはこの3Rで詰められなかったことで勝機はなくなりました。

8Rになると再びブラントが高速ジャブを繰り出してきます。

これで再びブラントのペースに戻ってしまいました。

結局最後までブラントのスタミナは切れませんでした。

よほど状態が良かったのでしょう。

重いパンチではありませんが、とにかく手数が多かったです。

村田の手数の少なさは対照的でしたね。

完敗です。

 

夢半ばにして物語は終わってしまうのか・・・。

視線の先にはゲンナジー・ゴロフキン

WBA世界ミドル級タイトルマッチ。

村田諒太2度目の防衛戦。

残念ながら結果はロブ・ブラントに完敗。

村田本人も話しているように、この結果では次を語ることは出来ません。

ロブ・ブラントの指名試合を当初避けていたのは、知名度が低いブラントに勝っても得るものが少ないことが理由でした。

そのブラントにまさかの敗戦。

村田の心中を思いやると、周囲は声をかけるのもはばかれるでしょう。

期待が大きかった分、落胆も大きい。

村田選手の今後についてですが、こればかりは本人次第。

エンダム戦で一度折れた心を復活させ、ここまで結果を出してきてくれた村田。

疑惑の判定⇁再戦でベルト奪取⇁KO防衛⇁GGG戦が現実味⇁ラスベガスで防衛戦。

日本人初のオリンピックチャンピオンと世界チャンピオン両タイトル獲得。

十分堪能させてもらいました!

今すぐに進退を明らかに出来る訳がありません。

ゆっくり休養して結論を出してもらえれば、私はそれを全面的に支持します。

今はとりあえずお疲れ様と言いたいです。