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ボクシング村田諒太 これ以上リング外の騒動に巻込まれてはいけない

村田諒太選手の周りが最近騒がしいです。

元々注目を浴びる運命にある選手ですが、試合以外で注目を浴びてしまう現状。

「そろそろ潔く辞めましょう。古き悪しき時代の人たち」の発言以降表沙汰になった、日本ボクシング連盟山根会長との確執。

山根会長の反撃がすさまじく(内容は無茶苦茶だが)村田への悪影響が危惧されましたが、冷静な対応を見せる村田選手に少し安心しているところでした。

ところが今度は10月20日に予定されている本場ラスベガスでの防衛戦にWBAがいけずをしてきました。

突然指名試合としてランキング2位のロバート・ブラント戦を企てたのです。

ニュースの見出しを見ても、WBAが横やり指令・・・とか、Ⅴ2戦を妨害・・・などの言葉が使われています。

村田サイドは、目標とするゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレス(カネロ)との勝者と戦うことを最大の目標にしています。

ブラントと試合をする場合、ファイトマネーも低いうえに、評価が低いブラントと試合をしても本場の評価が上がらず、上記目標の実現に何のプラスにもならないと村田サイドは考えているようです。

今、村田陣営が2度目の防衛戦を予定している相手はWBC3位ジェイソン・クウィグリー(14戦14勝11KO)と言われています。

村田サイドはWBAの指令に対し無視を決め込み、クウィグリー戦実現に向けて準備を進めるようですが、この決断がどう影響するのか心配です。

普通ならば入札まで行われて決まった指名試合を拒否した場合、考えられるのはニュースでも書かれていますがタイトルはく奪です。

はく奪されたらどうなるのでしょう。

クウィグリー戦をノンタイトル戦として実施するのでしょうか。?

その試合に勝ったとしても、ノンタイトルでゴロフキンまたはアルバレス戦が実現する可能性は低いでしょうし、WBAスーパー王者へ村田が挑戦するという形が果たして取れるのか。

ゴロフキンとアルバレスの試合が9月15日なので、どちらと戦うにせよ村田との試合は年が明けてからになります。

村田としては10月20日の試合は前哨戦として避けて通れません。

WBAがクウィグリーの試合を認めてくれれば、何の問題もありませんが、それにしたって、もしかしたらその後にブラントとの試合を義務付けられるかもしれません。

その場合、益々目標とする試合の開催が遠くなり、年齢的に早く試合を実現したい村田選手にはいいことなどひとつもありません。

どうも試合以外のことで騒動に巻き込まれてしまう村田選手。

ここは素人考えですが、ブラントと試合をして、いくら評価の低い選手だったとしても、誰も文句のつけようがない勝利で印象付けるほうが目標実現につながる道だと思うのですが・・・。

それとも帝拳本田会長、トップランクボブ・アラム氏には秘策があるのでしょうか。

 

WBAレギュラー王者 

村田諒太         15戦14勝(11KO)1敗

WBA2位・IBF11位

ロバート・ブラント    24戦23勝(16KO)1敗

WBA9位・WBC3位

ジェイソン・クウィグリー 14戦14勝(11KO)

WBAスーパー王者・WBCレギュラー王者

ゲンナジー・ゴロフキン  39戦38勝(33KO)1分

WBA1位・WBC1位

サウル・アルバレス    52戦49勝(34KO)1敗2分