F1の「ホンダを応援し続ける記事」今年はこれで最終とさせていただきます。
2016年から3年連続で3強の牙城が崩れないF1サーカス。
(3強と言ってもコンストラクターではメルセデスが5連覇中ですが)
2015年まで現3強の一角に食い込んでいたウィリアムズとマクラーレンの停滞。
来季ドライバーの大幅な異動と若手の参戦。
フェルナンド・アロンソのF1引退(離脱?)
フォースインディアの破産。
ことしも様々ありました。
2015年に復帰したホンダは、今年トロロッソ・ホンダとして参戦。
最終的にコンストラクター9位に終わりましたが、昨年までの酷評を返上する信頼性を得ることが出来ました。
来季からレッドブルにPUを提供。
念願の2チームへのエンジン供給。
真価を問われる年になります。
全チーム、来季の体制が決まり来年3月17日オーストラリアでの開幕戦に向かって開発が続けられている状況です。
レッドブルレーシング、トロロッソ・ホンダ来季ドライバー
ブレンドン・ハートレーがトロロッソ・ホンダを離れました。
シーズン当初からうわさが絶えませんでしたが結果としてシートを失いました。
複数年契約を結んでいるとハートレーが話していたので契約解除になります。
無念でしょうが全21戦で4Pではやむを得ないと個人的には思います。
対照的にピエール・ガスリーは随所に好パフォーマンスを見せて29Pを獲得。
レッドブル、ダニエル・リカルドの電撃移籍により来季その後釜のシートを得ました。
ガスリーは血気盛んな22歳。
それ以上に激しい21歳マックス・フェルスタッペンと上手くやっていけるのか?
私はホンダPUよりもこの二人の関係を心配しています。
上手くいけばマクラーレン・ホンダ時代のセナ・プロ初年度のように、問題が起こればセナ・プロ2年目のように、いずれにしても諸刃の刃となってしまいそうな予感。
レッドブル陣営が上手くコントロールしていただくことを願うしかありません。
トロロッソから抜けた二人の穴は、一度レッドブルから解雇されたダニール・クビアトと、F1デビューを果たすアレクサンダー・アルボン。
クビアトは解雇される前、レッドブル時代にダニエル・リカルドより獲得ポイントを上回ったこともあり(リカルド92P、クビアト95P)実力は十分持っています。
但し、荒っぽさが目立ち2017年シーズン途中で解雇されました。
その後シートを得たのが、ガスリー!
クビアトにしたら来季名誉挽回のチャンスです。
クビアトの例を見ると、ハートレーも他のカテゴリーに行ったとしてもチャレンジし続けて結果を出せば、F1復帰も十分可能なので頑張って欲しいです。
アルボンについては未知数な部分もありますが、彼もまたレッドブルジュニアレーシングからはずれた過去がありました。
セカンドチャンスが与えられる環境はありがたく、それぞれのドライバーは成長の証を見せなければなりません。
2019年各チーム搭載エンジン
ホンダはレッドブルにPUを供給することで2チーム供給となりますが、ここで全チームの搭載エンジンを以下に記します。(今季コンストラクターズポイント順)
- メルセデスAMG メルセデス
- スクーデリア・フェラーリ フェラーリ
- レッドブルレーシング ホンダ(今季までルノー)
- ルノーF1チーム ルノー
- ハースF1チーム フェラーリ
- マクラーレンF1チーム ルノー
- レーシング・ポイントF1チーム メルセデス
- アルファロメオ・ザウバーF1チーム フェラーリ
- レッドブル・トロロッソ・ホンダ ホンダ
- ウィリアムズ・レーシング メルセデス
※レーシング・ポイントはフォース・インディアを買収。
エンジンが良くてもシャシーの性能と合わなければ成績に反映しないのは上記のリストを見ても明らかです。
レッドブルはホンダが作るPUに合わせて車体を作ると語っています。
陣営があれだけ批判したルノーPUでも、フェルスタッペンの優れたドライビングがあったからこそかもしれませんが、最後5戦連続表彰台の事実。
レッドブルのシャシー性能がホンダPUを最大に活かすことに期待したいです。
ホンダエンジンとして2008年以来の表彰台、2006年以来の優勝。
それが来季実現することを祈って今年のF1記事を終えたいと思います。
恒例のバルセロナでのプレシーズンテストは来年2月17日からです。