タイガースとの開幕3連戦を3連勝で飾り好スタートを切ったジャイアンツ。
開幕前は評判の高かったタイガースに3タテはほんと驚いた。
タイガースにダッシュさせなかったことは大きい。
ボーアへの徹底的なマークも見事だった。
ボーアは打ち始めたらかなり厄介な存在になる。
CSがないので勝てる時には絶対に勝ちきらないといけない。
ジャイアンツはそれが出来ている。
先週は昨年4位に終わり巻き返しを図る実力のカープと何が起こるかわからない狭い神宮でのスワローズとの6連戦。
まずは結果と数字から記させていただく。
先週の結果
スコア
6月23日 対カープ 3対2〇
6月24日 対カープ 1対5●
6月25日 対カープ 5対5△
6月26日 対スワローズ 6対5〇
6月27日 対スワローズ 6対9●
6月28日 対スワローズ 12対0〇
主な打者の成績
吉川尚 14打数5安打 .357 .273
坂本 24打数6安打 .250 打点4 .314
丸 23打数4安打 .174 打点3 .143
岡本 26打数12安打 .462 打点6 .472
亀井 15打数3安打 .200 打点3 .211
中島 18打数4安打 .222 打点2 .259
パーラ 19打数3安打 .158 打点2 .286
陽 15打数5安打 .333 打点1 .348
大城 13打数3安打 .231 .200
炭谷 9打数3安打 .333 .273
北村 8打数2安打 .250 打点1 .333
石川 4打数2安打 .500 打点3 .500
重信 4打数2安打 .500 打点2 .333
増田 4打数1安打 .250 打点1 .200
岸田 3打数2安打 .667 打点1 .667
週間チーム打率 216打数59安打 .273
※赤字は今季通算打率
投手成績
6月23日 戸郷 6回2/3 自責点2
6月25日 桜井 6回 自責点2
6月26日 菅野 5回2/3 自責点5
6月27日 田口 5回 自責点2
6月28日 サンチェス 6回 自責点0
週間ブルペン陣防御率 21回2/3 自責点11 防御率4.57
感想
先週でまず先発6本が出揃った。
菅野➝田口➝サンチェス➝戸郷➝メルセデス➝桜井の6人。
先週の先発6人の防御率は4.15。
この数字で3勝2敗1分は御の字だ。
この1週間のスコア合計は得点33失点26。
基本私は長いシーズンを戦う上で最も大切なのは投手力との考えだが、先週は打線の好調に助けられたといって良いだろう。
しかしそんな中でもブルペン陣の失敗は、引き分けのカープ戦と逆転のビッグイニングをスワローズに作らせた2試合だけで、他の試合はきっちり仕事をしている。
今年は10回までしか行わないので、計算が成り立った上でブルペン陣を投入できるので、早め早めの交代により全力で投げられる環境が出来ているのだろう。
9試合消化時点で登板数の多いのは澤村、高木、宮國、藤岡の5試合。
デラロサ、中川が4試合でこれに続く状況。
他球団に比べて少し登板過多気味だが、うまく投手を入れ替えながら疲れがたまらないようにして欲しい。
でも一番は、先発投手が少しでも長く投げてくれることが大切なのは言うまでもない。
ここまで9試合、先発投手は50イニングしか投げていない。
1試合平均で6イニングいかない訳だ。
先発投手のQSという指標がある。
6回投げて自責点3以内に抑えた時の指標だが、これは先発投手としての最低ライン。
これを基準とすれば開幕から9試合でこれを達成したのは3試合のみ。
原監督少し早めの先発交代が目立つが、傷口が大きくならないうちに手を打つという采配なのだろうが、まだ先発陣の一部を完全に信頼しきれていないのかもしれない。
そんな中、戸郷が素晴らしい投球を見せてくれた。
桑田以来33年ぶりの高卒2年目以内でのローテーション。
昨年終盤に突如躍り出てきた印象だが、確実に成長を遂げていた。
最近では見なくなった独特な投球フォーム(アーム投げと呼ぶらしい)。
何か古典的な雰囲気さえ漂うが、これからが肝心。
高卒投手では堀内、桑田や斎藤、槇原、西本などのようなエース級に育って欲しい。
今週は私が最も恐れるベイスターズと対戦、後半がドラゴンズ。
初戦、その戸郷が強力ベイ打線にどんなピッチングを披露するのか。
2戦目メルセデスは昨年ベイを抑えているので、まずは個人としても正念場。
ベイは山崎が不調なのが意外だが、先発陣は安定しており、打線も筒香の穴をしっかり埋まている印象。
今季を占う上で重要な対戦だ。
まずは上々のスタートを切ったジャイアンツ。
この流れを切らさないで欲しい。
※今年は以下に先週投稿した先週のジャイアンツ(つまり先々週のジャイアンツ)
並びに昨年同時期の先週のジャイアンツを過去記事として掲載します。
見て頂ければ幸いです。