コロナ禍により大きく予定が変更されたフィギュアスケート。
GPシリーズは事実上ナショナル選手権となり、選手のエントリーは1試合のみ。
一度は採点基準の変更を発表したISUはそれを白紙撤回。
トゥルソワ、コストルナヤはエテリコーチの元を離れ、逆にメドベージェワはエテリコーチの元に戻った。
羽生結弦はGPシリーズの欠場を発表し、高橋大輔は村元哉中とペアを組みアイスダンスに転向しGPシリーズでデビュー。
織田信成は関西ローカルの朝の情報バラエティよ~いどんの「隣の人間国宝さん」で街を散策している(関係ないか・笑)
まだまともに試合が開催される前だと言うのに、ネガティブな話題ばかりが目立つ。
オリンピック前年の大事な大事なシーズン、全ての選手がまともなシーズンを送れないという異常事態に陥ってしまったのだ。
そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできた。
三原舞依がリンクに帰ってきたのだ。
昨シーズン体調不良により突然の離脱、休養により競技会を欠場。
めちゃくちゃ心配したが、彼女は帰ってきてくれた。
実に566日ぶり、全日本の予選を兼ねた近畿選手権に出場。
SP、フリー共に3位という上々の結果。
映像はYouTubeでSPしか見られなかった(しかも無音)。
療養のせいだろう、休養前に比べかなり痩せていたが彼女らしい柔らかくしなやかな演技は健在だった。
ルッツはクリーンに跳び、スピンはレベル4だ。
フリーでのフリップは回転不足とエッジエラーを貰ったが、復帰戦としては上々だ。
演技を終えてコーチと抱き合う姿は、これまでの葛藤、苦労がしのばれて感動した。
私が彼女の演技を初めて見たのは2016~2017年シーズンのスケートアメリカ。
心と身体、技術のバランスが理想的な印象を持ったのを覚えている。
そのことは当時のスポナビの投稿に記述が残っている。
何よりも今回復帰戦で三原らしさを感じることが出来たのは嬉しい限りだ。
本来なら三原選手の復帰は日本勢の層の厚さにさらに深みを与えてくれる朗報だ。
しかしまずは、自身の身体と相談しながら焦らず、滑られる喜びを感じながら氷上の舞いを見せてくれればと思う。
お帰り!三原選手!