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プロ野球現役ドラフトで新天地に移籍した選手たちが今現在どういう成績か調べてみた(4月30日現在)

紆余曲折を経て昨年12月に実施されたプロ野球現役ドラフト。

出場機会の少ない中堅選手の移籍による活性化を目指すとの目的だったが、当時その開催に否定的な声も多かった・・・と記憶している。

球団ごとに温度差があるという声も聞こえてきたように思う。

果たして現役ドラフトで新天地に移った選手たちの成績は!

と思って4月末の段階で見てみたがこれが凄い結果になっていた。

移籍した12選手を今年4月末の時点と昨年の成績を比較したのが以下の数字。

 

セ・リーグ

ヤクルト 成田 翔投手  3試合 0勝0敗0H0S 防5.40

2022年(ロッテ) 1軍出場なし 2軍 46試合 3勝0敗0H1S

DeNA 笠原祥太郎投手 1試合 0勝1敗0H0S 防9.00

2022年(中日)    4試合 1勝2敗0H0S 防5.29

阪神   大竹耕太郎投手 3試合 3勝0敗0H0S 防0.51

2022年ソフトバンク)2試合 0勝2敗0H0S 防6.43

巨人   オコエ瑠偉野手 22試合 .256 打点6 本塁打2 失策0

2022年楽天     6試合 .200 打点0 本塁打0 失策0

広島   戸根千明投手  9試合 1勝0敗3H0S 防2.25

2022年(巨人)    9試合 0勝0敗0H0S 防5.02

中日   細川成也野手  20試合 .303 打点8 本塁打0 失策1

2022年(DeNA)  18試合 .053 打点1 本塁打1 失策0 

パ・リーグ

オリックス 渡邉大樹野手 1軍出場なし 2軍9試合 .154 打点0

2022年(ヤクルト)  49試合 .125 打点2 本塁打0 失策1

ソフトバンク 古川侑利投手 4試合 0勝0敗0H0S 防2.25

2022年日本ハム  34試合 0勝1敗3H0S 防4.08

西武    陽川尚将野手 1軍出場なし 2軍18試合 .234 打点12

2022年阪神    45試合 .294 打点6 本塁打1 失策1

楽天    正随優弥野手 1軍出場なし 2軍23試合 .346 打点10 本1

2022年(広島)    1軍出場なし 2軍75試合 .262 打点40 本8

ロッテ   大下誠一郎野手 7試合 .000 打点0 本塁打0 失策0

2022年オリックス  5試合 .250 打点0 本塁打0 失策1

日本ハム  松岡洸希投手 1軍出場なし 5試合 0勝1敗0H0S 防10.13

2022年(西武)    1軍出場なし 2軍31試合 1勝4敗0H2S

 

これがはっきりとした傾向が出ていて、セ・リーグに移籍が功を奏した選手が目立つ。

パリーグには4月末の時点で1軍出場経験のない選手が4名もいる。

それに対してセリーグはレギュラーの座を掴んだ選手が3人居て、前球団と見違えるような活躍を見せている。

昨年の成績と比べると一目瞭然だ。

特に中日の細川、阪神大竹は5月に入っても益々調子を上げており中心選手の活躍だ。

初の試みである現役ドラフトだったが、活躍した選手が複数出たことで2回目以降は疑心暗鬼だった球団も力を入れて取り組み、球団にとっても選手にとってもさらに有意義なドラフトになることを願いたい。

※数字はヌルデータ並びに週間ベースボールオンラインを参照させていただきました。