いよいよ決戦の日が近づいてきた。
スーパーバンタム級2団体統一王者井上尚弥の2階級での4団体統一戦。
マーロン・タパレスと拳を交える。
2団体ずつベルトを分け合う両者の対決。
バンタムであれほど苦労した4団体統一。
スーパーバンタムでは何と2戦目で巡ってきたチャンス。
最も危険な相手と言われたフルトン戦で圧勝。
今回も井上圧倒的有利とささやかれている。
しかしタパレスは怖い。
危険な相手だ。
井上選手が負ける姿は想像できないが、好戦的ファイターが相手の場合は間違ってパンチを貰ってしまう場合もある。
タパレスには当たれば怖いパンチ力がある。
井上選手がフルトンに勝利して2冠のベルトを奪取したあとにリングに上がった身体を作っていないタパレスの印象がそもそも強すぎた。
来日した今回のタパレスの精悍な表情は全く別人だ。
生涯最高に仕上げてきたことがわかる。
そりゃ、そうでないと井上には歯が立たないので当たり前と言えば当たり前だが、仮にもアマダリエフに勝って立派な2冠のベルト保持者。
バンタムで4個目のベルトを奪取した相手だったポール・バトラーとは物が違う。
井上の凄いところはどんな相手でも油断の欠片も見せず、リスペクトしてしっかり対策を立てて試合に臨むところ。
勝つことを信じているが今から心臓はドキドキだ。
WBC・WBO2団体王者 井上尚弥 25戦25勝(22KO)
WBA・IBF2団体王者 マーロン・タパレス 40戦37勝(19KO)3敗