仕事以外全部趣味
競馬を見だして、かれこれ50年以上。
ブログで幾度か書いているが競馬を知るきっかけはタニノムーティエだ。
もちろん馬券を買える年齢ではなかったが、日曜日のテレビ中継を欠かさず見ていた。
馬券を買いだしたのは社会人になってからで最初は名前で買う馬を決めていた。
その後いわゆるケントク買いにハマった時期もあった。
高本方式の全盛期だ。
2~3冊本を買った(今も捨てずに持っている)。
セミナーにも参加したことがある(笑)。
いまとなっては良い思い出だ。
これだけ長く競馬を見ていると記憶に残るレースは数多い。
バンブトンが冠の馬は少ないが「オール」「シェード」「ハーレー」等の活躍馬がいる。
その中で一番の出世格がバンブトンコートだ。
3歳時に、函館3歳、デイリー杯3歳、阪神3歳を制覇(馬齢は当時の表記)。
明けて4歳(当時の馬齢表記)骨折からの復帰戦、府中のオープン競争を1着。
実績を買われ、ダービーで1番人気の支持を得るが残念ながら4着。
しかし余程調子が良かったのか、休養前に夏の函館記念に参戦したのだ。
今でこそ夏の北海道は札幌記念がスーパーGⅡと言われる格の高いレースになっているが、当時札幌記念はダートの重賞。
函館記念は当時から芝2000mと王道の競争条件で、これは今も変わらない。
なので当時は札幌記念よりも函館記念の方が面子が良かった記憶がある。
バンブトンコートに話を戻す。
私はこの名前の響きが大好きだった。
声に出して名前を読むと、何とも言えない心地よさ。
Creepy Nutsのブリンバンバンボンがヒットしているのもわかる気がする(ほんまか!)
ダービーで1番人気になる程の実力馬。
函館記念は強い勝ち方だった。
皐月賞馬ファンタストや重賞常連メジロイーグルも出走していたが横綱相撲だった。
映像は残っていないだろうなあって思っていたら、フルではないが残っていた!
時間があれば見て頂きたい。
実際強い馬だった。
タラレバは禁物と言うが、もし3歳時の剥離骨折が無く順調にレースを消化していたら、ダービーは取れたと思う。
バンブトンコートは引退するまでに重賞を7勝するなど一流の成績を残したが、結局いわゆる8大競争は勝てなかった。
しかし、函館記念の鮮やかな勝ち方は今見ても全く色あせるものではなく、超一流の証だったと言えば、その通り!と手をポンっと叩く人も多いのではないだろうか。
戦績 26戦13・2・3・8
重賞 函館3歳S、デイリー杯3歳S、阪神3歳S、函館記念、神戸新聞杯、マイラーズC、朝日チャレンジC