菅野まさかの乱調で惜しくも8連勝はならなかったが、7連勝で一気に首位。
混戦が続く現状、順位にあまり意味がないとは言え、気分が悪かろうはずがない。
しかも広島、DeNAと4強の2チーム相手だったことには大きな意味がある。
投打の歯車がガッチリと噛み合っており、ほとんど取りこぼしがない状態だ。
ヘルナンデスの加入、好調丸の打棒、大城の復活により1~5番の固定化が成ったことが大きく、投手陣も好調先発陣に大勢の復活、トレードで獲得した若林の活躍等、好調の要因をいくつも上げることが出来る。
先週の巨人(3勝1敗 今季通算42勝36敗5分)
スコア
7月9日 対広島 5対3 ○
7月11日 対DeNA 3対2 ○
7月12日 対DeNA 6対1 ○
7月13日 対DeNA 0対6 ●
打撃成績上位 (4打席以上)
岡本 12打数6安打 打点6 .500 .272
ヘルナンデス 14打数5安打 打点0 .357 .343
若林 11打数3安打 打点1 .273 .250
丸 16打数4安打 打点1 .250 .311
週間チーム打率 124打数30安打 .242 .239
※赤字は今季通算打率
投手成績
7月09日 先:山崎 6回1/3 自責2 防1.69 救:2回2/3 自責0
7月12日 先:戸郷 6回0/0 自責2 防2.17 救:3回0/0 自責0
7月13日 先:グリフィン7回0/0 自責1 防2.33 救:2回0/0 自責0
7月14日 先:菅野 5回0/0 自責4 防2.27 救:4回0/0 自責2
週間先発陣防御率 24回1/3 自責9 防3.33 2.49
週間ブルペン陣防御率 11回2/3 自責2 防1.54 2.37
週間投手陣防御率 36回0/0 自責11 防2.75 2.45
※赤字は今季通算防御率
感想
坂本が復帰して注目された守備位置。
結局サードだった。
場合によってはレフトを守るかもと言われた岡本はファーストのままで、マスクは大城。
セカンド吉川、ショート門脇で結局今季開幕戦の陣形となった。
阿部監督はやはりこの内野陣を理想としているのだ。
門脇に打撃復調の気配があるので、あとは復帰した坂本の打撃が戻ってくれば、打順も守備位置もほぼ固定出来る。
外野も丸、ヘルナンデスはもはや不動で、オールスター前にようやくスタメンの固定化が完成しつつある。
今週はオールスター前、最後の1週間。
5月26日以来の阪神戦が組まれている。
ここまでの対戦成績は巨人の6勝5敗1分。
7月に入り両チームとも貯金を増やしているが、チーム状態や勝ち方は巨人に勢いを感じるので、この3連戦は何としても勝越して欲しいし、チャンスは十分あるだろう。
後半は中日。
対戦成績は6勝6敗1分と全くの五分。
今季は各球団対戦成績がほとんど5分で、苦手もないが、お得意さんもない状況。
広島がヤクルトに9勝2敗、中日が広島に9勝3敗1分と大きく勝ち越しているのが目立つ程度だ。
こういったことも団子状態が続く要因だが、ここにきてヤクルトが1弱になりつつある。
とは言っても、首位巨人の貯金が僅か6なので、ヤクルトにも十分チャンスがある。
今週は月曜日が祭日なので変則6試合。
巨人が貯金を増やしてオールスターに突入するのか、それともさらに混戦状態となるのか、ファンとしては当然のことながら勝ち越して気分よく球宴を迎えたい。
先週のMVP
岡本選手
好投を続けるグリフィンと迷ったが、先週挙げた打点6は価値あるものばかりで、4番の責任を果すものだった。
ホームランもいつの間にかトップの16本。
打点と合わせて目下2冠王。
今季初の週間MVPだ。
83試合消化時点での主な数字
順位 42勝36敗5分 1位 ⇧
防御率 2.45 3位 ⇨
打率 .239 2位 ⇨
本塁打 48本 3位 ⇨
盗塁 39個 3位タイ ⇨
失策 29個 リーグ最少 ⇨
得点 247 3位 ⇨
失点 217 2位 ⇨