学生にとっては長くて楽しい夏休みもいよいよ終盤。
昔まだ私が小・中坊の時は高校野球が終われば、どよ~んと暗い気持ちになった物だ。
今年はオリンピック、地震、台風と心休まる日がなかった夏休みだったかもしれない。
そんな中でもプロ野球は確実にゲームを消化。
残り三十数試合となった。
ここにきて、明確に3強3中(弱とまでは言えない)の様相が見えてきた。
団子状態から最初にヤクルトが、次いで中日、そしてついにDeNAが離される流れ。
上位3球団も二桁貯金の広島、巨人と、貯金3の阪神とは状況が異なる。
しかし、今年ここまで幾度も首位に立ったチームの逆噴射が見られた。
CS圏内まで範囲を広げれば、中日、ヤクルトもまだまだ可能性はある。
阪神も先日高橋遥人が復活。
状態に問題なければ、あと5~6試合は登板してくるだろう。
中日の高橋宏斗も無双状態。
遥人と宏斗のW高橋がキーポイントになる。
彼らを打てるチームはあるのだろうか。
まだまだ勝負の行方は分からない。
先週の巨人
スコア
8月12日 対阪神 1対0 ○
8月13日 対阪神 5対8 ●
8月14日 対阪神 4対0 ○
8月17日 対DeNA 11対1 ○
8月18日 対DeNA 1対2 ●
打撃成績上位(5打席以上)
モンテス 17打数9安打 打点2 .529 .347
丸 21打数6安打 打点3 .286 .292
大城 14打数4安打 打点1 .286 .266
門脇 18打数5安打 打点0 .278 .225
浅野 12打数4安打 打点4 .250 .143
週間チーム打率 174打数44安打 .253 .240
※赤字は今季通算打率
投手成績
8月12日 先:山崎 6回2/3 自責0 防1.87 救:2回1/3 自責0
8月13日 先:グリフィン4回0/0 自責5 防3.28 救:5回0/0 自責3
8月14日 先:戸郷 9回0/0 自責0 防2.15
8月17日 先:井上 6回0/0 自責1 防3.10 救:3回0/0 自責0
8月18日 先:菅野 6回0/0 自責1 防1.87 救:4回0/0 自責1
週間先発陣防御率 31回2/3 自責7 防1.99 2.61
週間ブルペン陣防御率 14回1/3 自責4 防2.51 2.42
週間投手陣防御率 46回0/0 自責11 防2.15 2.55
※赤字は今季通算防御率
感想
まずは救世主ヘルナンデスだが、左橈骨遠位端骨折の手術を無事に終えたとのこと。
全治2~3カ月で今季の復活は不可能だが、来季に向けてリハビリを進めて欲しい。
巨人ベンチではヘルナンデスの42番のユニフォームを掲げて戦っている。
ベンチには居ないが巨人ナインはヘルナンデスと共に戦っているのだ。
彼の抜けた穴には、モンテスが外野を守り3番に入った。
そう言えばモンテス入団時に外野も内野も守れると書かれていたように思うが、これで岡本をファーストに固定し、大城と岸田はキャッチャーで併用する従来の形が出来た。
岡本を外野と内野兼用から一塁に固定することで、打つ方に好影響を及ぼすのは間違いなく、確実に打撃は上向くだろう。
モンテスも高打率を残しており、今年の巨人は途中入団の二人が奇跡的な活躍を見せており、無いものねだりだが二人が揃っていれば、団子状態から突き抜けていたのではと思ってしまう。
先週の巨人は阪神3連戦に勝越し。
浅野が満塁ホームランを放つなど、明るいムードに包まれた。
台風の影響でDeNA戦は2連戦となったが、日曜日の試合は菅野が安定した投球をしていただけに、サヨナラ負けは残念。
打たれた平内の1球サヨナラ負けは巨人の投手としては76年ぶりらしい。
初戦では圧勝だったのに、お互いにデッドボールの応酬で警告試合となるなど、後味の悪い連戦となってしまった。
今年は各球団、ここを勝っておれば更に波に乗れる・・・という試合を落とすケースが多く、それが混戦の原因のひとつだが、巨人も同じくということで実に歯がゆい。
しかし勝負は9月。
井上の成長もあり、巨人は先発陣は揃っている。
ブルペンも安定しており、打線もヘルナンデスの穴が埋まって、点も取れる状態。
上位球団で突き抜ける力を持つのは巨人ではないかと、多少贔屓もあるが思う次第だ。
今週はホームで広島、中日6連戦。
広島との首位決戦は勝越しが最低条件。
初戦、今季対巨人戦2勝、防御率1.93のアドゥワ投手が登録されて出てくると思うが、何としても攻略して欲しい。
そうなればホームで広島戦6勝2敗1分と相性が良いので3連勝も有り得る。
今週は最低4勝2敗、出来れば5勝1敗、願わくば6勝0敗でいったら最高だ。
先週のMVP
浅野選手
2試合連続完封勝利の戸郷と迷ったが、ここは浅野の値千金満塁ホームランで。
浅野には将来巨人を背負って立つ選手になってもらわないといけない。
まだ19歳だが、あの場面でホームランを打てるのはやはり只物ではない。
109試合消化時点での主な数字
順位 57勝46敗6分 2位 ⇨
防御率 2.61 3位 ⇨
打率 .240 2位 ⇨
本塁打 58本 3位 ⇨
盗塁 49個 2位 ⇨
失策 39個 リーグ最少⇨
得点 334 4位 ⇨
失点 292 2位 ⇨