大相撲春場所が始まる。
昨年は尊富士が110年ぶり新入幕優勝の歴史的快挙を成し遂げたのは記憶に新しい。
あれから1年。
今場所の注目は何と言っても、第74代横綱豊昇龍が果たしてどんな相撲を取るのか。
横綱の責任を勝たせるのか。
それにつきる。
否定的な意見も見受けられた今回の昇進。
そんな声を封印するためにも、ある程度の成績は求められる。
平成以降の横綱11人の内、昇進場所で優勝したのは僅か3力士。
11力士の昇進場所の平均は11.2勝。
本来横綱としての合格ラインは13勝・・・と言いたいところだが、昇進場所に限っては12勝としたい。
重圧がのしかかる。
まして今場所の番付を見ると、上位陣には実力者と伸び盛りが揃う。
簡単にはいかないだろう。
注目の対戦相手だが、初日阿炎、2日目若隆景と組まれた。
阿炎とは初場所対戦が無かったが、2連敗中。
若隆景には5勝8敗と負け越している。
横綱としての緊張感は半端ないと思われ、この2日間の勝敗が今場所の豊昇龍を占うと思われる。
さて、綱取りで遅れを取った琴櫻。
先場所の相撲内容ははっきり言って、何一つ評価出来なかった。
今場所は非常に大切な場所となる。
先場所のようなことは無いと思うが、改めて綱取りを目指せる力士であることを証明しなければならない。
次に大の里。
先場所は勢いにブレーキがかかった印象。
このまま停滞となってしまうのか、再び上昇気流に乗せることが出来るのか。
琴櫻同様。今後を占う大切な場所だ。
新関脇王鵬もこれまた、先場所の成績が本物だったと言われるためにも、ある程度の成績が求められる。
大栄翔は先場所、再び大関を狙う足掛かりを作った。
今場所も二桁勝利が必要だ。
霧島も大関復帰への第一歩を踏み出す場所。
こうして書いてくると、豊昇龍のみならず、多くの力士が何らかの意味を持つ大切な場所となっていることがわかる。
先場所好成績を残した金峰山や、復活の尊富士に伯桜鵬も更なる上位を目指すためにも、今場所は結果を求められる。
もちろん、どの力士であっても、毎場所大切だが、特に今場所はその度合いが大きい力士が多い気がする。
それぞれの思いがどのような形で現れるのか。
非情に注目度の高い場所が始まる。