センバツの時に少し書いたと思うが、四国の高校はどこが出てきても昔から応援していた。
何故なのかと考えると、どうもそのルーツは松山商と三沢の延長18回決勝引き分け再試合の時の松山商の戦いぶりに感化されたのだと思う。
何度もサヨナラ負けのピンチを切り抜けるスリリングな野球が子供心に強烈な印象を残したのだろう。
その後も四国勢は多くの魅力的なチームを甲子園に登場させた。
高知、高知商、明徳、土佐、伊野商、中村、宇和島東、新居浜商、川之江、今治西、済美、高松商、観音寺中央、丸亀商、尽誠学園、鳴門、徳島商、池田・・・。
きりがない。
どれもが魅力のある好チームだった。
その四国勢が最近振るわなくなっていた。
夏の優勝は平成14年の明徳義塾までさかのぼらないといけない。
センバツにしても平成16年済美以降は優勝旗は青い国四国に渡らない。
しかし昨年久々に明徳義塾がベスト4に残ると、今年のセンバツは高知、済美がベスト4に残り、敗れはしたものの、安楽を擁した済美が決勝にコマを進めた。
四国野球は確実に復活を遂げつつあると思いたい。
迎えた夏の選手権。
四国の4代表は春の雪辱に燃える済美、宿敵高知を破った昨年ベスト4の明徳義塾、センバツも出場し1勝した鳴門、香川からは丸亀がシード校尽誠学園を破って出場を決めた。
春の勢いをそのまま持続して夏も旋風を起こす事が出来るか。
四国野球の完全なる復活を期待したい