影無茶のスポーツ24/7

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亀田家の最終兵器は抜群のボクシングセンスの持ち主だった

亀田和毅がチャンピオン、パウルス・バンウンダに挑戦したWBO世界バンタム級タイトルマッチは亀田が1Rから自分のボクシングに徹し、見事判定で新王者についた。

過去亀田興毅、大毅の試合を見てきて、亀田スタイルとも言うべき試合を目に焼き付けてきただけに、今日の和毅の試合ぶりは実に新鮮。

亀田家のボクシングとは明らかに違う戦いぶり。

セコンド陣がいなければ、亀田兄弟とはわからない(顔を見ればすぐにわかるけど)のではないだろうか。

スピード豊かでパンチのキレもある。

相手のバンウンダは決してA級の王者ではなかったが、おそらくウィービングから左右のロングフックやアッパーなど重いパンチを相手に放ちダメージを与えるタイプで、一発受ければKO負けにつながってしまうような選手であったんだろう。

しかし和毅はバンウンダに自分のボクシングをさせなかった。

おそらく4Rあたりで和毅は既に相手のパンチを見切っていたと思われる。

その後は上下の打ち分け、ボディーへの攻撃、固いガードの上からでも鋭いジャブを当て続け、中盤以降はそのガードの隙を狙って的確にパンチを当てていた。

完勝である。

この落ち着いた試合ぶりはメキシコで多くの試合を経験してきた賜物であろう。

今日ばかりは親父史郎の嬉しそうな表情と和毅の涙がまぶしかった。