ジャイアンツが眼下の敵ドラゴンズ3連戦を2勝1敗と勝ち越した。
これで12勝8敗の貯金4。
リリーフ陣が不調の中、さすがの底力を見せてくれている。
大竹が早くも2勝目。
ここまで4試合に登板2勝1敗。
26回1/3を投げて被安打32はやや多い感じだが、被本塁打は僅か3、奪三振17、与死四球4(敬遠1含む)自責点9で防御率3.08。
決して三振をばったばったと取るタイプではないが、与死四球も少なく、能力の高さを証明する指標のひとつK/BBは5.67という高い数字で菅野をも上回っている。
大竹の獲得についてはいろいろな意見が飛び交ったが、この成績を見る限り、ジャイアンツにとって補強成功と結論付けられる。
安打を打たれても大量得点に結びつかないのは、制球が良く四球を出さない為、守りにリズムが保たれているからだろう。
澤村あたりはここらあたりを吸収出来れば、一皮むけるんだろうが・・・。
一時下降気味だった打線もここにきて長野、村田、坂本の3人が調子を上げてきた。
キーマンとなるべき選手の調子が上がってきた事は心強い。
リリーフ陣も牛歩の如くだが、少しずつ調子をあげつつある。
山口は1点献上したが、復活久保を挟んで、もう一人のクローザー、マシソンが2三振を奪い、ここ3試合で1S、2Hと実力を発揮し出して、ようやく防御率が9.00まで改善された。
今はとにかく順位は二の次で、ウィークポイントを改善させながら安定した戦力を構築していく事が優先される。
あさってからのベイスターズ戦。
連敗を脱して気分よくジャイアンツに向かってくるだろう。
前回は投手戦、乱打戦、どちらも経験しているが、今回は地方球場という事もあり、どんな展開になるのか予想がつきにくい。
しかしこのような状況でも勝ちながら体制を構築していく原監督には恐れ入る。