影無茶のスポーツ24/7

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井岡一翔VSファン・カルロス・レベコ戦、高山勝成VSファーラン・サックリン・ジュニア戦、感想

井岡一翔が井岡家悲願の3階級制覇を達成しました。

戦い方にはいろいろな声があると思いますが、終始井岡の距離だった事は間違いなく、攻撃的なレベコから致命的なパンチは全くもらわなかったですね。

試合後の井岡の顔を見ればそれは明確で、いかに上手く戦ったかを証明しています。

ただし、ジャッジによってはパンチがヒットしようがしまいが攻勢ぶりに重きを置く方もいるので欲を言えばもう少し手数を多くして欲しかったです。

昨日の試合ぶりだとレベコの勝ちとするジャッジがいても不思議ではないように思いました。

しかし何より結果がすべて。

ファイターレベコに対する戦い方としてはベストの作戦だったのでしょう。

的確なパンチという点では間違いなく井岡の方がヒットさせていたので2-0という判定は妥当かなと。

最近、井上や山中、内山など見ていて爽快な気分になれる試合が多いので、見栄えと言う点で井岡は損しているかもしれませんね。

とにもかくにも再びチャンピオンの称号を得た訳ですから、さらに輝きを増して欲しいです。

井岡の評判を落とす要因になったロマゴンとの対戦の声が再燃しそうですが、まずは同じWBA統一王者ファン・フランシス・エストラーダ、さらにはブライアン・ビロリアなどと戦って欲しいです。

W世界戦もう一方の試合、高山選手のIBFミニマム級防衛戦。

これはもう、とにかく攻める、攻める、これだけ攻め続けられるスタミナには驚かされます。

ファーラン・サックリン・ジュニアも応戦のいとまがありません。

高山も時折重いパンチをもらいますが印象的に高山攻勢ですし、有効なボディーも決めてましたから、負傷判定という結果は不完全燃焼でも文句なしの勝利ですね。

ミニマムで11年戦い続けているそうですが、これも一つの生きる道。

4団体全てチャンピオンという偉業を成し遂げた後の試合で、モチベーションを崩さず戦う姿勢は素晴らしいです。

何でも最終目標は暫定だったWBA正規王者との事で、成し遂げて欲しいです。

井岡一翔 18戦17勝(10KO)1敗 

ファン・カルロス・レベコ 37戦35勝(19KO)2敗

高山勝成 37戦29勝(11KO)7敗1NC

ファーラン・サックリン・ジュニア 32戦27勝(15KO)4敗1分

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