年末を彷彿させる世界戦ラッシュ。
そんなに一度に見られないよと悲鳴を上げたくなりますがそれだけ世界王者が多いという証拠。
テレビで比嘉戦を見てちょっと他局を見て、村田の試合を見て（拳四朗ゴメン！）ユーチューブで田中恒成の試合を見ました。
明日は井上、八重樫。
やっぱりもう少し間隔をあけてください、お願いします（涙）
さて日本人初の全勝全ＫＯチャンピオン誕生なるかと期待の比嘉大吾。
世界フライ級タイトルマッチとなるはずが・・・
またもチャンピオンが減量に失敗。
具志堅会長も怒ってましたが、減量失敗はボクサーにとって恥以外の何物でもないですね。
先日のバンタム級世界戦でも王者マーロン・タパレスが減量に失敗したばかり。
こんな短期間に同じ不祥事が二度も起こってしまうとは。
確かに減量が大変なのは理解出来ますが、それを含めてボクシング。
そこに数々のドラマが生まれてくる訳です。
減量失敗は全てを台無しにしてしまいます。
特に今回ファン・エルナンデスは最初の計量をパス出来なかった時点でクリアをあきらめるというあるまじき行為。
もはやスポーツではないとも言える愚挙と言っても言い過ぎではないでしょう。
今のルールでは計量に失敗した時点で王座ははく奪されますが、一定期間の試合停止処分などさらなる罰則が必要だと思います。
タパレスの時は挑戦者大森選手が無念の敗北。
試合後のタパレス陣営の喜びようを見て無念の思いを強くしましたが、同じ思いはしたくない。
戦う選手はもっともっとそんな思いなどしたくない。
ここまで１２戦１２勝１２ＫＯの比嘉選手。
何が何でも勝って世界王者になって欲しいと願った人は数え切れないほど多かったでしょう。
やってくれましたね！
フライ級とは思えないハードパンチャー同士の激しい攻防でしたが、減量失敗の影響で気持ちの持続が難しかったのか、５回比嘉の左フックでダウンを奪われると、比嘉が一方に攻める展開になってきました。
迎えた６回、もはやエルナンデスに比嘉の攻撃を食い止める力はなく、何と４度のダウン。
フリーノックダウン制とは言えさすがにレフェリーも試合終了を宣言。
気分爽快のノックアウト勝利による新世界チャンピオンの誕生の瞬間でした。
すっかりバラエティーキャラになっている具志堅会長。
カンムリワシと言われた時代を知らない人も増えてきましたが今日が本来のフィールド。
表情が印象的でした。
比嘉大吾 １３戦１３勝（１３ＫＯ）
ファン・エルナンデス ４０戦３６勝（２６ＫＯ）４敗
