レッドブルとパートナーシップを結ぶことが発表され、2019年シーズンに向けてスタートを切ったホンダ。
個人的には来季に向けて期待と不安が交錯しているのが正直な気持ちですが、今は目の前のレースに注目をしたいと思ったそのフランスGP。
レッドブル・ホンダの誕生を祝う結果を期待しましたが何とも不完全燃焼な終わり方。
レースはスタート直後から接触の連続。
前の方でベッテルとボッタス、と思ったのも束の間、今度は後ろでガスリーとオコン。
このアクシデントでガスリーは1周も走らないうちにリタイア。
ベッテルとボッタスは、その後ピットでの修理を経てレースを完走しているので、もちろんマシンのダメージ度合いが異なるのでしょうが、この辺にもトップチームとそれ以外のチームの差が出ているように思えてしまいます。
ハートレーはエンジン交換ペナルティにより最後方グリッドスタートとなりましたが、14位でフィニッシュ。
ここ2戦クラッシュによるリタイアが続きましたが、噂されていたシート喪失を、レッドブルのヘルムート・マルコが否定したので気持ち的には安堵したはず。
ところが今度は予選でPUに不具合が発生と、ハートレーには、なかなか風が吹いてきません。
それでも完走出来たことは次につなげて欲しいです。
このようにホンダPUはこれで新スペック投入後、カナダでガスリー、今回ハートレーと2戦連続で予選でトラブル発生。
決勝では(これはエンジンのせいではありませんが)カナダでハートレー、今回ガスリーがオープニングラップでクラッシュによりリタイア。
どうも波に乗れません。
レッドブルのシャシーにホンダPUを搭載するということは、常に表彰台を狙う立場にならなければならないことを示します。
レッドブルとトロロッソのシャシーは当然違ってくる訳ですが、早くミッドフィールド勢の中で際立つパフォーマンスを見せて欲しいと願うファンは多いでしょう。
当面の目標は常に二人のドライバーが予選Q3進出すること。
それが成されれば、自然と決勝レースでのポイント獲得はついてくるでしょう。
次は早くも今週末、レッドブルのお膝元オーストトリアGPです。
レッドブル・リンクでスッキリした気持ちにさせてくれることを願います。