問題児ルイス・ネリが、元IBFスーパーフライ級王者マックジョー・アローヨ(19戦17勝2敗)に4RKOで圧勝。
何だかんだ言いながら29戦29勝と強さを見せつけています。
ネリに関しては顔も見たくないほど不愉快なボクサーですが、こうなると井上尚弥に倒してもらいたい・・・そういう気持ちが強くなってきました。
そうでなくても、ネリ24歳、井上25歳と年齢が近く、ネリがこのまま勝ち続けた場合、いずれは雌雄を決する時が訪れる可能性も出てきました。
もちろん井上にはWBSS制覇という大きな目標があり、ネリのような枝葉末節にとらわれるべきではないのはわかっていますが、それでもやはり井上がネリを倒すところを見たい。
ただし、その前に・・・。
ネリは現在WBC1位。
正規王者がノルディ・ウーバーリ 15戦15勝(11KO)
暫定王者が尚弥の弟、井上拓真 13戦13勝(3KO)
正規と暫定の統一戦が行われますので、井上がウーバーリに勝てば、尚弥より先に拓真がネリとタイトルをかけて戦う可能性が出てきます。
日本ボクシングコミッションはネリの日本国内での試合を認めていませんので、対戦する場合外国となりますが、ネリがWBC1位を維持するなら戦わなければなりません。
拓真がネリに勝てば、それでも全くOKで喜ばしいことですが、贔屓目に見てもネリがやや優位というのが正直なところだと思います。
山中慎介との2試合での暴挙を許すことは出来ませんが、いつまでもそのモヤモヤした気持ちを持ち続けるのも気持ち悪い。
日本選手がネリにスカッと勝つことで、はじめてこのモヤモヤが晴れると思う人は多いでしょう。
それに最も相応しい選手はやはり井上尚弥でしょう。
尚弥は5月のWBSS準決勝、早くて年末に決勝というスケジュールでしょうから、ネリと対戦する実現性を考えた場合、まだまだ紆余曲折あると思います。
そのWBSS。
ロドリゲスは難敵ですが、井上が負ける姿は想像できません。
決勝のテテ対ドネアの勝者についても、ドネアのバンタムでの強さは驚異ですが、いずれが出てきても総合力で井上尚弥が優位です。
WBSSが終わったあと、多少はリフレッシュ期間が必要だと思いますし、選手の思いだけでなく、プロモーターやらテレビ局やら、様々な思惑が交錯するのでネリ戦実現まで及ばない可能性もあります。
しかしネリは確かに強いですが、尚弥なら研ぎ澄まされた感覚でネリのパンチを交わし、モンスターパンチをネリに炸裂させてマットに沈める。
そういう場面が思い浮かぶので、対戦が実現して我々の溜飲を下げて欲しい。
WBSS制覇という偉業を成し遂げていただくのがもちろん先決ですが、ネリの29連勝の記事を見て、ふとそう思ってしまいました。
井上尚弥 17戦17勝(15KO)
ルイス・ネリ 29戦29勝(23KO)個人的には29戦27勝2ノーコンテスト