緊急事態宣言が全国レベルで解禁となった25日。
プロ野球が6月19日開幕と正式に決定した。
当面は無観客で行われるようだが、国内プロスポーツで最初に復活が決まったということで、他競技にも模範となるような運営が求められることになる。
試合数は120試合で日本シリーズは11月21日からの予定。
23試合少なくなるとは言え、相当な過密スケジュールだ。
カレンダーを見ると開幕から11月15日までおよそ21週間。
6勤1休で絶え間なく試合を行うとして126試合可能。
雨の予備日が必要なので、ほとんどぶっ通しで試合を行わなければならない。
オールスターの中止は決まっているが、CSも難しいだろう。
先発投手は6人必要だが、そこまで揃っている球団はない。
ブルペン陣も総動員となるのは必至で、選手登録人数枠を今季は増員するだろう。
最大の問題はキャンプを終えてからコロナによる自粛期間が長く、選手はこの間練習もままならなかった訳で、身体づくりから始めなければならないこと。
正直いって今季は持てる力を出し切れない選手が多く出てくるのではないか。
記録的には低調に終わる可能性がある。
これで何の問題もなくほとんどの選手が力を発揮出来るなら、極端に言えばキャンプは見た目ほど意味は持たないってことになるのかもしれない。
心配はやはり怪我だ。
練習不足により通常考えにくいアクシデントの発生も考えられる。
開幕当初は選手たちも恐る恐るって部分は正直あるだろう。
チームとしてもコンディショニングについて例年以上に気を配らなければならない。
感染予防対策を施しながら試合をこなしていくことの難しさもある。
Withコロナのプロスポーツの有り方としてひとつの指針となるプロ野球の開幕。
全ての人に希望を与えるようになってほしい。
先週の巨人がようやく書ける。
このまま少なくとも夏場はコロナウィルスも活動が弱まって、観客を入れた状態で試合が見られることを期待したい。