影無茶のスポーツ24/7

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東京オリンピック 感じたことをそのままに⑬ 聖火太陽に帰る 総括らしきものを

17日間に渡るスポーツの祭典が終わった。

今回のオリンピックでは12本投稿したが、締めの1本が必要と感じていた。

ちょうどNHKスペシャル「TOKYO2020 私たちの闘い」を見て、これで締めが書けると思った次第だ。

さすがにNHKだけあって硬派な作り。

選手たちはコロナ禍のオリンピックをどのように受け止めていたのか、結果をどう受け入れたのか・・・など選手の心理面にスポットを当てる構成。

この番組を見ると、選手はコロナ禍の開催に多くの悩みを持っていたことが分かる。

開幕前、選手がスポットを浴びることは従来に比べて格段に少なかった。

地元でこれほど歓迎されないオリンピックはおそらく空前絶後だろう。

試合後インタビューに答える選手は、開口一番開催されたことへの感謝を述べた。

選手達も当たり前だがこの状況に苦しんでいたのだ。

私はオリンピック開催には反対の立場だった。

開催が決まりオリンピックをどのようなスタンスで見れば良いか自問自答した。

出した結論は、試合の実況以外(録画放送含む)は一切見ない。

ワイドショーはおろか、スポーツニュースも見ず、試合のみを見ると決めた。

これを最後まで実行した。

オリンピックに関係したバラエティーも一切見なかった。

今回は純粋な戦いの場しか見る気がしなかった。

確かに今回のオリンピックは従来のそれとは異質だった。

それでも選手たちは、それぞれの価値観でオリンピックという舞台で存分に戦ったことが見ていて十分に伝わってきた。

ティーンが揃ったスケートボード女子パークでランキング1位の岡本選手が大技にチャレンジして失敗した時、他の選手が寄り添ってきて岡本選手を激励し肩車して健闘を称えるシーンはスポーツ本来の有り方を見た気がした。

一部競技にいまだはびこる根性論、非科学的な練習。

金メダル至上主義。

スポーツはまず楽しむこと。

これを思い出させてくれる心洗われるシーンだった。

これ以外にもジェンダー問題やドーピング、高温下での開催、無観客など多くの課題を突き付けられたオリンピックだった。

IOCや組織委員会、政府が打算のみで強引にオリンピックを開催したイメージが余りに強すぎて・・・、そこがもし国民にもっと寄り添った対応をしておれば、ここまで批判を浴びるオリンピックにはならなかったと思う。

今後オリンピック開催によるコロナへの影響がどうなるか、それは誰にも分らない。

今回開催中に国内で感染者が増大したのは、別の要因によるところが大きいと思う。

今の感染爆発は、ベンチがアホやから野球がでけへん状態だと思っている。

今回のオリンピックが国民の心にどのように記憶されたのかもわからない。

残酷な結果、望外な結果、予想通りの結果、1年遅れたことによりピークを過ぎた選手やピークがやってきた選手。

選手はもちろん運営に携わった多くの人々の行動なりを見聞すると、開催した意義は何とか見つけられたのではないかと感じるに至った。

様々なドラマを見ることが出来たが、それもこれもみんなまとめてこれがスポーツ。

そう総括させていただきオリンピックの投稿を〆ようと思う。

次は(開催されるなら)パラリンピックも感じたことを投稿させていただこうと思う。

 

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