ドラフト会議が終わった。
その時点で佐藤指名を公にしていた球団はなかったはずだ。
今年はコロナ禍で主要大会が軒並み中止。
私のような一般人はどこの誰がドラフト上位指名候補なのかほとんどわからなかった。
佐藤もジャイアンツが公にした後、注目を浴びるようになったと言って過言でない。
ドラフトと言えばジャイアンツのくじ運の悪さが話題になる。
確かに驚異的な外れっぷり。
昨年のドラフトでも書いたが、当たる気がしないのだ。
しかしこれだけ外れが続けば、そろそろという気もしないでもない。
なので、期待して見ていたが結果は・・・原監督11度目のハズレ。
順番的に最後の1枚なんで既に当たりはなかった訳なんだが。
やっぱりくじ運が強い球団はずっと強いし、弱い球団は結局ずっと弱いのだ。
来年は原監督以外の人がくじを引くべきだろう。
ドラフト会議がテレビで生中継されるようになってけっこうになる。
ドラフト会議は平日に行われており、私は基本休みは平日だが不思議なことにドラフト当日に休みだったことはかつてなかった。
ところが今年は初めてドラフト当日と休みが重なった。
テレビ桟敷で注目して見ていたが、当たりくじを引いたのがタイガースとは・・・。
明日の「おはよう朝日」は見ないでおこう。
コロナ禍のドラフトということで、抽選の部屋に入る監督たちが手をスプレーで消毒している映像が何か面白かった。
ジャイアンツは結果外れ1位で亜細亜大の平内(へいない)投手を指名。
ゲストの古田氏が球のスピードは一番早いと語ってたので期待したい。
平内単独指名が成った時のジャイアンツ控室の喜びようは、評価の高さを表していると思った。
ここでも重複指名になると考えていたのではないだろうか。
いつも思うが外れ1位という呼び方はやめるべきだ。
当たりで交渉権獲得した場合を競合1位と呼び外れ1位は普通に1位と呼べばよい。
結果、今年のジャイアンツの指名は、
大学生投手4人、大学生捕手1人、高校生投手1人、高校生野手1人の7名。
その他育成でどこよりも多い12人を指名。
即戦力を中心に、将来性は基本育成でというジャイアンツのビジョンが見える。
そんな中、3位指名の中京大中京の中山礼都は坂本後継と言われており期待の大きさが透けて見える。
よく3位で単独指名出来たものだ。
2位指名の東海大山崎投手は今年6月に右肘トミージョン手術をしている。
昨年1位指名の青森山田の堀井投手の例もあるが、そこは正直不安だ。
もちろんスカウトはしっかり調査していると思うが。
プロ入り希望の選手がメスを入れなければならない状況に陥るというのは当人にとって不安以外の何物でもないだろう。
原因はきっとあるはずで、指導者は十分に気をつけてもらいたい。
平内も手術しているが、これはクリーニング手術ということなので大丈夫だろう。
今年ブレイクの戸郷は2年前のドラフト6位指名。
直江も同年の3位指名だ。
どうしても1位指名が注目を浴びるが、ドラフトについては全指名選手それぞれスカウトたちの腕の見せ所。
今年の指名選手の中から誰が抜け出してくるか楽しみでならない。
さあ、ドラフトが終わった。
補強ポイントの内、左打ち強打者の獲得は成らなかった。
補強はFAに向かう。
セカンド山田が入れば坂本をサードに、吉川をショート、岡本をファーストと黄金の内野陣が完成するが、そうは問屋が・・・。
明日から再びペナントで優勝を目指して戦う。
ドラフトが終わってまだペナントレース、しかも優勝が決まっていない異例な状況。
気持ちを切り替えてまずはリーグ2連覇の美酒を味わいたい。