私は今週の阪神直接対決後に首位に立っていなければリーグ制覇は難しいと書いた。
ところが先週3勝2敗1分と下位相手に満足な結果を残せなかったのに首位浮上。
あれほど幾度も首位浮上のチャンスを逃していたのが嘘みたいな展開。
26日に久々登板の菅野がピリッとせず敗れた時点で優勝は無理と思った程だ。
翌日も山口で敗れ、どう考えても首位に浮上するムードではなかった。
ところが土俵際で粘りに粘ってきた阪神が広島にまさかの3連敗。
引き分け数が大きく違うことが影響して巨人が勝率で阪神を上回ってしまった。
ゲーム差マイナス0.5という状況を久々に見た。
阪神はゲーム差ではリードしているのに3位転落というねじれ現象が起きた。
先週の結果
スコア
8月24日 対広島 3対1〇
8月25日 対広島 5対3〇
8月26日 対広島 2対11●
8月27日 対中日 1対4●
8月28日 対中日 1対1△
8月29日 対中日 5対1〇
主な打者の成績
若林 12打数2安打 打点1 .167 .233
松原 15打数2安打 打点1 .133 .262
丸 20打数3安打 打点1 .150 .267
坂本 20打数6安打 打点2 .300 .275
岡本 25打数9安打 打点4 .360 .283
ウィーラー 15打数2安打 打点2 .143 .300
大城 18打数6安打 打点3 .333 .246
吉川 16打数4安打 打点2 .250 .288
中田 12打数1安打 打点0 .083 .118
亀井 7打数1安打 打点0 .143 .193
廣岡 7打数1安打 打点0 .143 .171
中島 5打数1安打 打点0 .200 .289
週間チーム打率 191打数39安打 .204 .248
※赤字は今季通算打率
投手成績
8月25日 直江 1回1/3 自責点3 4.91
8月26日 菅野 6回 自責点5 3.72
8月27日 山口 2回 自責点3 3.53
8月28日 戸郷 8回 自責点1 3.69
8月29日 高橋 5回 自責点0 2.71
週間先発防御率 29回1/3 自責点13 3.99 3.46
週間ブルペン陣防御率 23回2/3 自責点7 2.66 3.39
※赤字は今季通算防御率
感想
先週、打線は1試合も二桁安打を記録できず、実は後半戦の初戦で11安打を放って以降何と13試合連続で一桁安打を更新中なのだ。
それでも7勝5敗2分と貯金を2個増やすことが出来ている。
比較に出して申し訳ないが阪神は後半戦15試合中7試合で二桁安打を記録。
ところが勝敗は7勝8敗で借金1だ。
ついでにいつの間にか2位浮上のヤクルトは10試合中3試合が二桁安打。
勝敗は5勝3敗2分。
この間のチーム失策数は巨人が4、ヤクルト8、阪神9。
試合数は異なるが相変わらず巨人の守備は鉄壁だ。
この守備力は大きなアドバンテージで接戦になればなるほどものをいうだろう。
問題はやはり菅野で、今季このままで調子が上がらないことも考えないといけない。
次回登板はヤクルト3戦目で、ここでピリッとしなければ最後まで接戦は続くだろう。
先週はメルセデス、高橋、戸郷は期待に応えたが、菅野、山口、直江は沈没。
ブルペンでは中川が戻ってきて調子を上げており、ビエイラ、デラロサも居ることから畠を先発に戻してはどうかと思う。
もちろんサンチェス、今村という手もあるが、少なくともヤクルト2戦目は先週と異なる投手がマウンドに上がることになる。
巨人は今週、2位ヤクルト、3位阪神との6連戦。
思わぬ展開で首位に立ったが、明日は結果次第で1~3位まで可能性がある展開。
今週が終わって正真正銘の首位におれば本物と言って良いと思うが予断は許さない。
ただ、そろそろ巨人打線が上向きになるのは間違いなく(打線と言うのはそういう物だ)投打がかみ合えば頭ひとつ抜けだす可能性も十分有り得る。
そういう流れになって欲しいと願うばかりだ。
正念場!