大相撲名古屋場所もいよいよ中盤戦を通過。
優勝争いは平幕錦木と北勝富士が１敗で並走。
２敗で豊昇龍、大栄翔、遠藤が追う展開となっている。
横綱照ノ富士、大関貴景勝が休場、新大関霧島も途中から出場しているが精彩は無い。
残り５日間で星の潰しあいが考えられ優勝ラインは１２勝あたりが予想される。
そんな中、注目の３関脇による大関とり。
１０日目終了時点で豊昇龍、大栄翔が８勝２敗、若元春が７勝３敗という成績。
前回、豊昇龍は彼の特徴である身体からみなぎる気合が見られない・・・と書いた。
しかしその後粘り強い相撲で勝利への執念を見せていた。
気合が入りすぎて空回りする部分を意識して、闘志を内に秘めて取組に臨んでいるのかなあって思っていたが本日痛い１敗。
今日の負けが明日以降の相撲内容にどういった影響が出るのか出ないのか。
若元春も痛すぎる１敗。
これで３敗だが負けた相撲の印象が悪い。
大関昇進は土俵際だ。
昇進の最低条件は他の２関脇に勝った上で最終成績１１勝４敗が必要。
見た感じ、諦めとは言わないがネガティブな気持ちになっている印象を受ける。
残る大栄翔は危ない場面もあったが勝利への執念、大関とりへの意欲が勝ちを呼び込んだと言える内容。
３関脇で大栄翔のみが立ち合いの時に先に手をついて相手を待つ。
若元春と豊昇龍は立ち合いでなかなか手をつかない。
特に豊昇龍は相手が手をついてもなかなか合わさない。
正攻法の大栄翔は見ていて小気味よい。
残る５日間、いよいよ３関脇同士の対戦が始まる。
３関脇の星勘定としては○○・○●・●●のパターンか３者○●のパターン。
前者の場合は○○でまとめた関脇は勢い的に大関昇進確実。
後者のパターンは豊昇龍、大栄翔に大関昇進の目が残る。
先ほど書いたように若元春は２関脇に連勝は最低条件だ。
残る５日間。
今場所に限っては優勝争い以上に３関脇の大関とりが注目だ。
