何と言っても先週の大きな出来事は長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督が亡くなったことだ。
ミスターという称号がこれほどぴったりとハマる人は居ない。
巨人ファンのみならず、他球団のファンや、一般の人からも愛された長嶋氏。
これほどのスター選手はもう表れないだろう。
先週の巨人(2勝3敗 今季通算30勝27敗1分)
スコア
6月3日 対ロッテ(雨天中止)
6月4日 対ロッテ 3対5 ◉ 負:井上3勝5敗
6月5日 対ロッテ 1対2 ◉ 負:大勢5勝2敗
6月6日 対楽天 0対2 ◉ 負:赤星4勝4敗
6月7日 対楽天 2対0 ○ 勝:グリフィン4勝 Sマルティネス
6月8日 対楽天 5対0 ○ 勝:戸郷2勝4敗
打撃成績上位(5打席以上)
若林 5打数2安打 打点0 .400 .267
丸 11打数3安打 打点1 .273 .238
泉口 19打数5安打 打点0 .263 .297
岸田 13打数3安打 打点0 .231 .231
ヘルナンデス 9打数2安打 打点0 .222 .218
※赤字は今季通算打率
投手成績
週間先発陣防御率 35回2/3 自責点7 1.77 2.52
週間ブルペン陣防御率 9回0/3 自責点2 2.00 2.83
週間投手陣防御率 44回2/3 自責点9 1.83 2.63
※赤字は今季通算防御率
感想
長嶋巨人軍終身名誉監督が亡くなられて6日。
交流戦初日を涙雨で流した後、ロッテに連敗。
続く楽天3連戦初戦も敗れて今季最多の5連敗となった。
土曜日、ようやく勝って連敗ストップ。
続く日曜日も連勝して何とか転がり落ちるのをくい止めた。
この間、首位を行く阪神は劇的勝利が多く完全に波に乗っている。
まだ90試合近く残っているので、まだまだヤマはいくつも巡ってくるが、早く今の状態から脱出したい。
最後2試合連続完封勝利で形は作ったが、まだまだ安定感に乏しく、これでは長嶋監督安心して天国に旅立てない。
本来ならば今の巨人の戦力を考えれば、阪神の位置にいても何ら不思議ではない。
しかしどうも歯車が噛み合っていない印象だ。
それにしても阪神強いなあ~。
最近は戦力均衡化もあって、けが人の有無や外国人選手の活躍の有無により、結果が全然違ってくる。
岡本の負傷がとにかく痛いが、丸が復帰したし、逆に言えば怪我はその1件だけだ。
あっ、そうだ、浅野がここにきて故障してしまったが・・・。
坂本の衰え、戸郷の不振、ヘルナンデスの不調、などは故障とは別問題。
特に戸郷がここまで2勝しか挙げられていないのは全く予想外だ。
嬉しい誤算は甲斐。
あれだけ打つことを誰が予想したか。
増田陸が、泉口がブレイクスルーしたのも期待以上。
若林もあれだけ活躍するとは思っていなかった。
なので差し引きすると、そんなに差があるわけではない。
なのに、なぜこんなに巨人の成績はアップダウンが激しいのか。
ひとつ言えるのは、打順をいじりすぎてるのではないか。
基本監督采配に文句をつけるのを、私は良しとしないが、ここのところいくら何でも、ちょっと触りすぎだ。
日曜から丸が4番の座についた。
反対はしないが、ならば岡本が戻るまで丸の4番は固定する覚悟でやって欲しい。
先週1番に3人を起用、2番に至っては4人!水曜から土曜まで毎日選手が変わった。
1、2番は固定して同じ選手を起用して欲しい。
もちろんクリーンアップも同様だが。
明るい材料はようやく戸郷の状態が上向きの様子。
夏場が勝負と言い続ける阿部監督だが、そのために戸郷の復活は必要最低条件だ。
負越しなんてとんでもない。
最低4勝2敗は譲れない。
先週のMVP
グリフィン投手
連敗ストッパーとなった好投が光る。
これで今季負けなしの4勝、防御率は何と0.92。
先発として、山崎と共に3連戦の核となる位置づけのローテーション。
去年、一昨年と好投が報われないケースが多かったが、今年は違う。
貯金を作れる投手として頼もしい存在だ。
58試合消化時点での主な数字
順位 30勝27敗1分 4位 ⇩
防御率 2.63 4位 ⇨
打率 .238 4位 ⇩
本塁打 41本 1位 ⇨
盗塁 26個 4位 ⇨
失策 34個 6位 ⇨
得点 173 4位 ⇩
失点 172 4位 ⇧
被本塁打 38本 5位 ⇨