今日は他にも書きたいことがありました。
ボクシング井岡の見事なカムバック勝利。
稀勢の里白星スタート。
しかしやっぱり何と言っても日本人初のメジャー制覇を成し遂げた大坂なおみ選手。
いつ書くの!今でしょ!って相変わらずこのフレーズ使わせてもらってますが、これほどの快挙を書かない訳には参りません。
上記2項目はまたの機会に書かせていただきます。
しかし、せっかくの記念すべき大坂選手の優勝なのに、とんだケチがつきました。
セリーナ、あれだけ平常心を失ってしまったらどうにもならないですね。
勝利へのあくなき執念はわかりますが度が過ぎました。
しかしセリーナの敗戦は、決して自滅だけが原因ではありません。
4大大会23勝を誇るセリーナより、弱冠二十歳の大坂選手の方が遥かに冷静でした。
伸び盛りの大坂。
既にピークは過ぎたと言って差し支えないセリーナ・ウィリアムズ。
たとえ何事もなく試合が進行していたとしても、今日の大坂ならウィリアムズに勝つ可能性は高かったでしょう。
それにしても表彰式での観客のブーイングにはがっかりしました。
テニスの試合ほど観客もマナーを厳しく問われるスポーツはありません。
今回、出産後の復帰でコート夫人にならぶ24勝に期待する応援は当然有って然るべきですが、それは試合中だけのこと。
何が紳士・淑女のスポーツですか。
あんな状況がまかり通るなら、もう試合中の笛も太鼓もヤジも選手の乱闘も退場処分も有りにしろよ!って一瞬思ってしまいました。
過去に幾度か国内の試合観戦に行きましたが、本当はテレビ観戦の方がよほど楽です。
それでも見に行くのは、あの張り詰めた雰囲気の中で行われる真剣勝負に大きな魅力を感じる訳ですが、試合が終われば選手も観客もノーサイドであるべきなのは言うまでもありません。
大坂のインタビューを聞いて少しは我に返って、取った行動を恥じた事でしょう。
それにしても大坂の急成長には驚くばかり。
これは今年3月準グランドスラムのBNPパリパで世界ランク1位経験者を撃破して決勝進出し、チャンスを逃さず優勝したこと。
これが大きかったですね。
何か大きなことを成し遂げる人は、最初のチャンスを逃しません。
ここで優勝したことが早々に4大大会を制覇するという快挙につながりました。
2位ではいけなかったんです。
一気に駆け上ることはとても大切です。
あこがれのセリーナに勝っての優勝。
もうリトルセリーナではありません。
グランドスラムをいつでも狙える選手になりました。
ほんと凄い!
大坂なおみの歴史はこれから始まります。