WOWOWを契約していないので(^^;)YouTubeで見ました。
またもや戦慄の強さを見せつけてくれました。
強いとわかっていても、負けるはずがないとわかっていても、勝負ごとに絶対はありません。
まして相手のエマヌエル・ロドリゲスは過去最強。
実際強い!
勝つことは信じて疑いませんでしたが、過去2試合のようにはならないだろう。
そう思っていました。
しかし結果は・・・。
驚くべき強さ。
正真正銘のモンスター。
パウンドフォーパウンドのランクもさらに上昇間違いなし。
ロドリゲスがまるでかませ犬の選手のように見えてしまう。
改めて井上のポテンシャルを認識できました。
試合は1Rから思ったよりお互いパンチを繰り出します。
正直もっと見た目、緊張感あふれるラウンドではあるものの、もっと静かな立ち上がりを予想していました。
ロドリゲスもこのラウンド(だけは)雰囲気ありました。
積極的に前に出てくるロドリゲスのボクシング。
彼特有のアッパーも出してましたね。
井上が2度ほどパンチの打ち終わり時に身体が流れており、タイミングよくパンチをもらってしまったらちょっと危険な感じもしました。
しかし井上の放つパンチはいかにも重そう。
ロドリゲスは初回で思った以上にプレッシャーを感じていたのかもしれません。
2Rは完全に井上の世界。
フックがカウンター気味にロドリゲスの顎をとらえ最初のダウン。
おそらくかつて受けた事のない衝撃だったと思います。
一度火が付くと止まらない井上。
立ち上がったロドリゲスですが、すぐに強烈なボディー。
たまらず膝をつくロドリゲス。
顔をしかめ陣営にもうダメぽと訴えます。
追記:どうやらこれは陣営がタオルを投げようとしてたのを、投げないでくれと答えていたようです。
最後は勇敢に散ろうとしていたんですね。
何とか立ち上がりましたが反撃の力も心も残っていませんでした。
井上がマクドネル戦で見せたのと同様の猛ラッシュ。
最後はまたもやボディーでしょうか。
ロドリゲス3度目のダウン。
完全に戦意喪失。
カウント8でレフェリーが試合を止めて井上が2RTKO勝ち。
もう凄すぎて言葉が見つかりません。
決勝はノニト・ドネア。
モンティエルを失神させた強烈なパンチ。
西岡の野望を打ち砕いた強さ。
全盛期には井上同様戦慄の強さを見せつけてきたドネア。
歴史的な組み合わせとなりました。
しかし井上に死角はありません。
ドネアから井上尚弥にバトンが渡される。
奇しくも新旧交代となるレジェンドマッチになりました。
井上尚弥 18戦18勝(16KO)
前IBF世界バンタム級王者
エマヌエル・ロドリゲス 20戦19勝(12KO)1敗
ノニト・ドネア 45戦40勝(26KO)5敗